観る人によって感じ方が変わる? 映画『鏡をのぞけば』に込められた「立場を超えた相互理解のかたち」
6月17日と18日の土日、映画『鏡をのぞけば 〜押された背中〜』の上映会を観に、江東区の総合区民センターへ行ってきました。 中くらいの会議室を会場として、およそ30人ぐらいの人が来ていましたが、ほとんどが女性(トランスジェンダー女性含む)だったように感じます。 本作品は、「トランスジェンダー女性の監督が、トランスジェンダー女性に脚本を依頼して作られた初めての作品」なのです。そのため、当事者じゃないと分かりにくい「性別移行中の悩みや、よくある気持ちの揺れ動き」が、劇中にきちんと描写されていまし...