24日公開 映画「パーフェクトノーマルファミリー」父親はトランスジェンダー

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    2019 NORDISK FILM PRODUCTION A/S

映画『パーフェクトノーマルファミリー』が12月24日(金)新宿シネマカリテ他で公開します。

10代の多感な少女の視点で描く、爽やかで心温まる家族の物語

テンマークの郊外で暮らすエマは、地元のサッカークラブで活躍する11歳の女の子。家族やチームメートのみんなとも仲良しの彼女は、慎ましくも幸せな日々を送っていた。

ところがある日突然、両親から離婚すると告げられたことで、エマの日常が一変する。しかも離婚の理由は“パパが女性として生きていきたいから”だった…!

それって、どういうこと?頭の中にいくつもの「?」が浮かんできてパニックに陥ったエマは、ホルモン治療によって女性らしくなり、名前までトマスからアウネーテに変え、やがて性別適合手術を受けるというパパに戸惑うばかり。

「大嫌い。パパなんか死んじゃえ!」。そう叫びながらも、本当はパパのことが大好きなエマが、幾多の葛藤の果てに気づいた“自分の気持ち”とは――。

なんと、監督の父親はトランスジェンダー

女優として活動したのち、数多くの短編映画画を発表してきたマルー・ライマン監督の長編テピュー作。なんと、ライマン監督自身、11歳の時に父親が女性になり、トランスジェンダーの父親を持つことに。そのため、自身の葛藤、経験(ストーリー)が元になっていると言います。

そのため、映画では過去の監督自身のホームビデオが使われているほど。

ライマン監督の父(彼女)は、顔に毛がある、身体が女性としては大きいということは気にしていたそうです。そうした経験を示すこともあり、トランスジェンダー役にトランスジェンダーをあてることを意識せず女性性・男性性両方を出す役者を探したそうです。

西原さつきは映画においてパンフレットに原稿と、推薦コメントを送っています。私たちに伝えてくれた感想は「本当に良かった」「こうした映画ではトランスジェンダーが主人公になるが、娘の目を通じて映画が展開されるのがハラハラドキドキ」「乙女塾の生徒さんで共感を覚える人は多いのではないか?」とのことでした。

これ以上書くとネタバレになりそうなので、後は劇場でみてくださいね。

映画概要

タイトル:『パーフェクト・ノーマル・ファミリー』
公開日時:12月24日(金)、新宿シネマカリテ他全国順次公開
配給:エスパース・サロウ
公式HP:pnf.espace-sarou.com

監督・脚本:マルー・ライマン 
出演:カヤ・トフト・ローホルト、ミケル・ボー・フルスゴー、リーモア・ランテ、ニール・ランホルト
2020/デンマーク/デンマーク語・英語/ビスタ/カラー/5.1ch/97分/PG12 
原題:EN HELT ALMINDELIG FAMILIE 英題:A PERFECTLY NORMAL FAMILY
日本語字幕:中沢志乃 後援:デンマーク王国大使館 配給・宣伝:エスパース・サロウ

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