女性ホルモンの打ちすぎ?論文で見る正しい女性ホルモンの量
MtFトランスジェンダーの中には、必要以上に女性ホルモンの量を多くとりがちの方がいます。こういった行動は「早く女性化が進むのではないか」「より女性化が進むのではないか」という思いからきているように見受けられます。 しかし『Transgender Health』2024年2月12日(https://www.liebertpub.com/doi/10.108...
MtFトランスジェンダーの中には、必要以上に女性ホルモンの量を多くとりがちの方がいます。こういった行動は「早く女性化が進むのではないか」「より女性化が進むのではないか」という思いからきているように見受けられます。 しかし『Transgender Health』2024年2月12日(https://www.liebertpub.com/doi/10.108...
昨年12月、タイの病院をアテンドする会社の配信にて「SRS後に日本人の患者が死亡した。持病があり、そういった場合は正しく報告をしてから手術を申し込むこと」といった旨のニュースが駆け巡り、多くの当事者間に衝撃が走りました。 そして亡くなられたこちらの日本人の方は、乙女塾の生徒さんでもありました。10代から順調にトランスを進め、美しく芯の強い生徒さんでした。ご家族やパートナーの方にも恵まれて、まさにこれから新しい人生が始まるといった時の出来事でした。 乙女塾では一連の発信や情報を受け、運営部にて...
SNSで少し話題になったのが「思春期ブロッカー」という単語です。ホルモン治療は聞いたことがあるけれど、ブロッカーは聞いたことがないという方もいらっしゃると思います。 では、思春期ブロッカーとは何でしょうか? 今回はGID学会教育系コーディネーターであり実際に同内容を学習した私が解説をしていきます。 思春期ブロッカーとは? ユース層へのトランスジェンダーへの治療の場合、日本精神神経学会のガイドラインでは、二次性徴の発来に著しい違和感を有する者に(女性・男性ホルモン治療を行うのでなく)第二次...
乙女塾にお越しになる方の年齢層は2つの山があります。1つは20代前半の層、こちらは学生であり就職時に女性として働くことを目標とするグループです。もう1つの山が45歳から上の層です。子育てを一区切りした、人生を長く過ごし、(人生の終わりを考えた時に)やり残したことや我慢してきたことを行動に移そうと考えて性別移行を行うグループです。 MtFトランスジェンダーを2つに分類する考え方 これらと同じような結果がドミトリー・ザヴリンらの論文によって報告されています。男性から女性への (MtF) トランス...
「性同一性障害」は、いまでは「障害」という名前がなくなり、「性別不合」と呼ばれるようになりました。一方で、今でも病院の診断書では「病名:性同一性障害」と記載されるままで、精神科(ジェンダークリニック)で取得するのが一般的です。 精神科では、「発達障害」や「うつ病」、「双極性障害」といったこころの病気をメインに扱っています。 性同一性障害の診断を受けている人の中には、こころの病気でも精神科へ通院をしている人が周りに多くいます。そこで疑問に思いました。 「これらの症状は、合併したり、併発したり...
動画クリエイターのちゅるさんがSRS(性別適合手術)後の修正手術のためにタイへ渡り、その様子をYouTubeにて公開されました。 https://www.youtube.com/watch?v=AVtBu4Y0TuY 他の方からもSRS後に作った膣がふさがったしまった。形が思い通りではない、といった理由で再手術を受けることもよく耳にする話です。 一方で、修正手術の様子が動画に映し出されるということは貴重な資料となります(おそらくこちらの動画が初です)。 病院内の雰囲気や手術室までの道のり...
トランスジェンダー女性が、女性ホルモン治療を行う理由の一つにトランスジェンダーが女性ホルモン治療を行う理由の一つに、少しでも男性化を止めて女性らしい身体を手に入れたいといったものがあります。 一方で、女性ホルモン治療を行うことで期待できるおっぱいの大きさは母親マイナス1カップというのが“通説”です。母親がAカップならAAカップ、BカップならAカップになるという説です。思ったほどの胸ができないので、豊胸手術を行うトランスジェンダー女性も少なくありません。 では、豊胸の手術とはどんなものものがあ...
女性ホルモン治療をして一番嬉しいものの1つに胸の成長が挙げられます。 通常トランスジェンダー女性の場合、胸は自身の母親-1カップくらいまで育つと囁かれています。そこで乙女塾パートナーのみんなに実際のところ、どのように変化したか聞いてみました。 ヤコ(乙女塾パートナー) [word_balloon id="unset" src="https://otomejuku.jp/wp-content/uploads/2022/09/1024x576_profile_sato_nao-300x169....
男女差の顕著なものの1つが眉骨であることを前回の記事で紹介しました。 https://otomejuku.jp/media/9052/ 今回は実際におでこを丸く「医療(通称:FFS)」について紹介致します。 フィラーでおでこを丸くする方法 フィラーというのは何かを注入する方法です。注入物を使い物理的にへこんでいる部分を平らまたは膨らませて丸くてつるっとしたおでこを作ります。 私はヒアルロン酸で額を丸くした経験があります。他には、より硬く長持ちする骨セメント、より柔らかいが定着率が不明な...
先日、京都耳鼻咽喉音声手術医院の甲状軟骨形成術のIII、IV型手術が4月1日以降完全に自費診療化することが衝撃をもって迎えられました。 今回は、同病院の東家先生に気になる質問をメールでぶつけてみました。 (取材日:2023年1月22日) ーー(乙女塾、以下略)今まで性別適合手術(SRS)を受けて戸籍を変更している人の場合、保険適応となって3割負担で手術を受けることができました。何故、自費診療化したのでしょうか? (東家先生、以下略)今回の自費診療化は、かなり悩んだ末での決断でした。Twi...
男女で最も大きな違いの1つに「眉弓(通称:眉骨)」があります。 トランスジェンダーはあごやエラ、目が二重かや、胸が大きいかといった要素を気にされるケースが多いのですが、それらは女性でも気にされている人もいますし男女差というより個人の差でもあります。 何故、男女を見分けるのに「眉骨」が大事なのか? 眉骨は女優やモデルさんでキレイ系の人は多少突出している人がいるものの、多くの女性はなだらかでつるんとしたおでこをしています。 白骨遺体などが見つかった際に男女を見分けるのは頭蓋骨や骨盤だそうです...
京都耳鼻咽喉音声手術医院が手術の自費診療化を発表しました。 これまで甲状軟骨形成術III型(声を低くする手術)、同IV型(声を高くする手術)は戸籍変更を終えたトランスジェンダーであれば保険診療として3割負担で手術を受けることができました。 〜大事なお知らせ〜 2023年4月1日以降に当院で以下の手術を受けられる方は、保険適用外となり、自費診療となります。 ・声を低くする目的での甲状軟骨形成術3型 ・声を高くする目的での甲状軟骨再成術4型 — 京都耳鼻咽喉音聲手術医院 Ky...
トランスジェンダー女性が、女性ホルモン治療を行う理由の一つにトランスジェンダーが女性ホルモン治療を行う理由の一つに、少しでも男性化を止めて女性らしい身体を手に入れたいといったものがあります。 一方で、女性ホルモン治療を行うことで期待できるおっぱいの大きさは母親マイナス1カップというのが“通説”です。母親がAカップならAAカップ、BカップならAカップになるという説です。思ったほどの胸ができないので、豊胸手術を行うトランスジェンダー女性も少なくありません。 では、豊胸の手術とはどんなものものがあ...
過去に、市販で買える女性ホルモン入りクリーム「クラブホルモンクリーム」を紹介しました。 https://otomejuku.jp/media/246/ このようにスキンケア化粧品の中には女性ホルモンが含まれているものがあります。 ドクターズコスメに女性ホルモン? https://clinica-ichigaya.com/cosme/より ドクターズコスメでも(骨切りで有名な)クリニカ市ヶ谷で販売されている「A2L Eコンプレックス」ではエストラジオールが配合されています。 一般的...
タイでは女性ホルモン薬は薬局やドラッグストアで誰でも買うことができます。 日本では女性ホルモン薬は医療機関か自己判断による輸入が一般的です。しかし、実は市販の第2類医薬品の中でも女性ホルモンが含まれているものがあります。 それは更年期の女性が塗るクリームになります。 メノックとヒメロス 有名なのは下記の2種類です。 https://www.kyoto-wel.com/item/IS81023N00020.htmlより https://www.kyoto-wel.com/i...