女性医師が語る「SRS後の不調とその対処法」
2021年春のGID学会に出席して驚いた。既知の女性泌尿器科の先生が発表をしていたからだ。 しかも、その内容は「SRS後のダイレーションによる不調」によるケーススタディであった。長らく、トランスジェンダーにおいてSRSをすることは1つのゴールのように思われてきた。 ところが、10年前や20年前に比べてSRSまでたどり着く人が格段に増えてきたことで、その後の問題も少しずつ知られるようになってきた。特にSRS後の身体の状況については長期経過について報告した例はほとんどなかった。 今...