「エクオール」をとれば大豆イソフラボンが女性ホルモン様の効果に?胸は大きくなる??

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    乙女塾

何年か前にネットのニュースで「中国の男性が毎日豆乳を飲み続けていると、巨乳になった。」という記事がありました。

写真もついていましたが、確かにちょっと巨漢の男性が立派な胸になっていました。この記事を見て、豆乳を必死に飲み始めた方もいらっしゃるのではないかと思います。

実はわたくしも記事を見た後、毎日豆乳とか納豆とか煎り大豆を必死で食べていました。

しかし残念ながら胸は全く大きくなりませんでした。がっかりして半年ぐらいであきらめてしまいました。

ところが最近調べたところ「イソフラボンから女性ホルモンのような効果を得るためには、体内でカギになる物質に変化する必要がある」ということがわかってきたようです。

今回は、そのカギとなる物質について、報告しますね。

イソフラボンとは?

イソフラボンとは、フラボノイド(ポリフェノール)の一種で、主に大豆に含まれる成分です。女性ホルモンに似ているため、「植物性エストロゲン」とも呼ばれています。

調理師免許を持つゆーこさんのこちらの記事もご覧ください。

女性がイソフラボンの過剰摂取を行うと、体内の女性ホルモンが過多になり、女性ホルモンのバランスが崩れてしまい、その結果、生理不順が引き起こされたり、皮脂分泌の活性化によりニキビや肌荒れが引き起こしたり、体調不良や髪質の悪化などがみられることもあるので注意が必要です。

厚生労働省の大豆イソフラボンの摂取量の安全性に関する調査では、イソフラボン摂取量の目安は、64〜76mg/日であると言われています。

具体的には、豆腐であれば約300g、納豆であれば2パックが目安だそうです。

では、男性がイソフラボンを摂りすぎるとどうなるかといえば、女性化が進み、胸が膨らむ場合があると言われています。さらに乳がんのリスクが上がるといった説もあるので注意が必要とのことです。

女性ホルモンのような効果を得るために必要なものについて

女性ホルモンを服用しなくてもイソフラボンを摂ることで女性化がすすめられるなら、とてもありがたい話ですが、最近の研究によるとそこまで簡単なことではないようです。

イソフラボンはそのままの状態では女性ホルモンと同じような効果を発揮できないらしいのです。

な、何ですって……。

エクオールとは?

人間の腸内で大豆イソフラボンに含まれるダイゼインが腸内細菌によって代謝されて生み出される「エクオール」という成分に変化しなければならないそうです。

しかし、イソフラボンをエクオールに変えるための腸内細菌を持っている人は、日本人の約5割しかいないそうです。

残りの人はいくらイソフラボンを摂っても女性ホルモンとしての効果が発揮されません。

ただ諦める必要はなく、エクオールを直接摂取するためのサプリメントが開発されています。エクオール物質を発見した大塚製薬から発売されているのが「エクエル」です。

女性ホルモンを補うために女性に推奨されているのは、このエクオールを1日あたり10mgの摂取することだそうです。

イソフラボンの摂取方法

では、効果的なイソフラボンの摂取方法ですが、mtfトランスジェンダーの方向けの処方は確立されておりません。そこで、わたくしが現在自分の体で試している最中です。

実験の中身はこうです。

豆乳を毎日だいたい500ml飲んで、そのうちの200mlは寝る前にソイプロテインという大豆由来のプロテイン20gをシェイカーで豆乳割にして飲んでいます。同時にエクオールサプリメントを10mg分服用します。

もし半年後に効果があれば報告いたします。

更に納豆とかきな粉もなるべく食べるようにしています。

エクオールサプリメントは大塚製薬のものだけでなく、いろいろなメーカーのものを試しています。エクオールという名前そのままのものからいろんなものがあります。

その理由は、エクオール物質を作り出すための乳酸菌が各メーカーで異なるので、自分の腸内に定着してくれるような乳酸菌に巡り合わないかという期待をしているからです。

イソフラボンとエクオールサプリメントを同時に摂ることで、自分の腸内にエクオールを作り出すことができる細菌を育てることができればいいなと思っています。

最後に、女性ホルモンを服用しても全員の胸が大きくなるわけではありません。したがって、エクオールを摂取しても女性らしい体になれる確率はもっと低いかもしれません。

それでも、一抹の期待をもって楽しんでいます。

ご留意ください

トランスジェンダーの多くはより女性らしい身体、つまり、胸が大きくなることを望んでいると思いますが、過度の摂取にはくれぐれもご注意ください。

毎日の豆乳やサプリメントの費用を考えると専門医に女性ホルモンを処方してもらった方がかえって安くできるかもしれません。しかし、女性ホルモンという薬を服用するということは大きな決断ですので、ご注意ください。

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