トランス初期、女装する人に人気のファッションブランド7選

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    乙女塾

性別移行初期や女装する人が最初に着たいと思う人気のブランドたちがあります。

10年ほど前まではリズリサ、セシルマクビー、Ma*rs、INGNI、アースミュージックアンドエコロジー、ローリーズファームといったブランドが人気でしたが、2020年代はどんなブランドが人気なのでしょうか?

一緒に見ていきましょう。

アンクルージュ(Ank Rouge)

アンクルージュは可愛いテイストでリボン、チェック、ミニスカートなど若干ロリータ風を感じさせる可愛い要素やアイドルのような趣のある洋服が売りです。

セシルマクビーと同じ会社のブランドで元々は妹ブランドの扱いでした。セシルマクビーがもともとギャル服のテイストだったのに対して甘い雰囲気があり、気が付けば本家セシルがリアル店舗をすべて閉店した中でアンクルージュの存在感が増しています。


https://ailand-store.jp/ankrouge/

ZOZOでも購入することができます。

価格も多くが1万円台前半と比較的抑えられていますが、サイズは若干小さめ。体型がすらりとしている方や20代ぐらいの方までに人気なようです。

アクシーズファム(axes femme)

女の子らしいフリル、リボン、レースといった素材を突き詰めていくとロリータ服の魅力に行きつく人も多いです。

ところが、ロリータ服はとても高額で1セット揃えると5万や10万を超えることも珍しくありません。そこで1部だけそうしたテイストを取り入れたい、安価なブランドはないかと目を向けますとアクシーズファムは入門的な存在になっています。


https://shop.axesfemme.com/femme/brandtop/femme/

デザイン性の一方で安価で可愛らしさに全振りしたデザインには一目ぼれした人も多いでしょう。一方で生地はやや薄めに感じています。

アマベル(Amevel)

より本格的になるとアマベル(Amavel)も人気です。こちらもロリータをカジュアルに取り入られるが価格帯は1万円以下のアイテムが多く比較的抑えられるという共通点があります。

「女の子なら誰もが夢見る「お人形さんみたいになりたい」という願いを叶えるSHOP」という言葉通りのお店になっています。


https://www.amavel.jp/

夢展望

日本のインターネット黎明期からECでのプチプラファッションを支えてきたのが夢展望でしょう。

1つの会社の中で幾つかのテイスト、多くのオリジナルブランドに分かれていて、サイズも豊富。そして何よりびっくりするほど安い。一度はお世話になったことがあるという人も多いのではないでしょうか。

OL風の洋服などもあるのですが、特に「地雷系」のテイストであるDearMyLove、大きなサイズのDearMyLoveWhipなどが人気です。


https://dreamvs.jp/

近年は「D HOLIC(韓国)」「Qoo10(韓国)、「SHEIN(中国)」といったプチプラで買えるECサイトも盛んですが、最初のうちは通販、しかも海外通販には抵抗があるという人が多く見られました。

夢展望は2020年まではECサイトと合わせて実店舗も存在していたので、その時になじみがあったという人もいるかもしれません。

EC専門に戻ってからも「元祖」としての存在感は今も誇っていると言えましょう。また海外通販は、少しファッションを覚えてから挑戦するという意見が周りでは多いように思えます。

楽天市場にもお店があるので買いやすい点も〇です。独自に会員登録やログインをしているうちに勇気が持てずにカート落ちしてしまうことってあると思うんですよね・・・。

デメリットとしては安価でアイテムも豊富なので自分の欲しいサイズが「サイズ欠け」しているとちょっとショックなことでしょうか。

一方で、現実的な埋没志向の方には「ニッセン」や「セシール」が長い間根強い人気があります。こうした通販系の紹介はまた別途まとめたいと思います。

グレイル(GRL)

同じECサイトからもう1つ紹介します。夢展望と同じく圧倒的プチプラで人気なのがグレイルです。

ECサイト出身ながら今やモデルや女性タレントをモデルに起用し、トレンド感のある洋服を圧倒的に安く、早く提供してくれるメーカーです。

そしてサイズもオーバーサイズやルーズなものも多いので失敗も少ないという特徴があります。

“圧倒的”という言葉を何度も使った通り、とにかく流行の可愛さをできるだけ安く体現できる!!若い女の子の見方で愛用者はとても多いです。


https://www.grail.bz/

デメリットとしては、当たりはずれが大きいこと、そしてパクリがひどいことです。実際に裁判も起こされています。ファッションオタクが見ると元ネタがわかってしまうということは客観的な事実として指摘せざるを得ません(ただ、それは他のブランドでもある業界の闇なのですが…)。

GU

リアル店舗に入りたいが、ルミネやマルイ、109のレディースコーナーはキラキラしすぎていては入れない。勇気が出ずに遠くから眺めている人も多いのではないでしょうか。

そこで、男女の垣根が少なく試着まで実施しやすいのがGUです。

同じファーストリテーリングのユニクロ(UNIQLO)や無印良品は買いやすいのですが、ベーシックでジェンダーに差のない恰好が多いです。性別移行する際に中性的なニュアンスから入る人にはそれでよいのですが、どうせなら女性らしい服を着たい、だけどリアルに試着をして決めたい、価格もできるだけ抑えたいとなると満たせるブランドは少なくなってしまいます。

GUのすごいところは、トレンド感のある服が安価でサイズが豊富にあることです。小中学生向けのガーリーなものから、カジュアルなもの、OLさんが使えるような良いお姉さん風まで幅も広く、とりあえずGUで買っておけば外さない雰囲気があります。


https://www.gu-global.com/jp/ja/

デメリットとしては、街中でGU被りが発生すること、また、オンラインでないと大きなサイズがないことです。とりわけ靴はリアル店舗では対応できないという話をよく聞いています。

ファッションセンター しまむら

同じように「ファッションセンター しまむら」も安価で入りやすい、試着しやすいことから人気があります。

非常に安くバリエーションが豊富なことから定期的に新商品がないかチェックすることが「しまパト」と呼ばれるようになりました。「しまむら系」のインフルエンサーも多数いますよね。


https://www.shimamura.gr.jp/shimamura/

デメリットとしては素材感や耐久性はやはり高くないこと。そして、郊外には店舗が多いのですが、都心部には意外と店舗が少ないことあたりでしょうか。

まとめ

ポイントとなるのが「試着のしやすさ」「価格帯」そして「テイスト」です。

まだ、容姿に自信のない時でも試着室にもっていけるかは敷居の低さにつながっています。

次に価格帯です。最初のうちはホルモンや脱毛などお金がかかり、さらに男性としての生活もあるとよりそちらでのファッションの出費もあります。お金がない中で買いやすいことがポイントになります。

最後にテイストです。最初のうちは、自分の理想的な洋服を探していくと「女の子らしいアイテム」に惹かれることが多く、甘さ、女の子らしさにあふれた「地雷系」「量産型」になりたいという方々が増えているように思います。

一方で現実、カジュアルといった埋没志向の場合はGU、しまむらといったブランドが人気でした。

どちらにせよ「初期」の頃のテイストは一時限りのことが多く、1-2年もするとテイストが変化していく場合も多いです。可愛い人がセクシーやギャル系になったり、ギャル系の人が地雷系になったりと。賢くプチプラファッションを利用して色んなファッションに挑戦してみてくださいね。

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