女性ホルモンとイソフラボン

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少し間が空いてしまいましたが、イソフラボンのお話の続きをしようかと思います。

前回のイソフラボンのお話はこちら

イソフラボンは、

「体内で女性ホルモンと同様の働きをする」

ってところまでお話ししたかと思います。

今日は「女性ホルモンと似てるってどういうこと?」

そんなお話をしていきたいと思いますので、興味ある方はお付き合いいただけると嬉しいです照れ

さてさて、

まずは女性ホルモンについて触れておきましょう。

女性ホルモンとは
エストロゲン(卵胞ホルモン)
ゲスターゲン(黄体ホルモン)

の2種類があります。

今回のテーマに関係しているのはエストロゲンの方です。

エストロゲンには、乳腺細胞の増殖や、脂質の代謝を抑えたり、皮膚の薄化などなど、他にも沢山の生理作用があります。

簡単に言えば
主に女性らしい身体つきに影響を及ぼすホルモン
と理解していただければ大丈夫です。

そしてエストロゲンはさらに
エストロン(E1)
エストラジオール(E2)
エストリオール(E3)

の3つに分類されます。

男性の場合はテストステロンという性ホルモンがありますが、男女ともにどちらかしか存在しないというわけではなく、男性体内にもエストロゲンは存在するし、女性もテストステロンを微量ですが分泌しています。

エストロゲンに対して、細胞内にはエストロゲン受容体という分子が存在しています。
(だんだん難しくなってきますね。笑)

そして体内に入ったエストロゲンは、エストロゲン受容体と結合することではじめて、エストロゲンとしての生理作用が発現するのです。

よーするに、鍵(エストロゲン)鍵穴(エストロゲン受容体)のような関係と考えていただければ分かりやすいかと思います。

(本当はもっと難しい変化が起きてますが、簡単に言うとこんな感じです。)

つまり、開ければ中身(女性ホルモンの生理作用)が手に入る箱があったとして、

鍵があっても鍵穴がなければ箱は開かないし、

鍵穴に合った鍵がなければ箱は開かない

ということです????

一般的に、エストロゲン受容体は女性よりも男性の方が少ないと言われています。

そして、エストロゲンの産生量は女性間でも個人差があります。

だから女性でもエストロゲンの産生が少なかったり、受容体の数が少ない人は、男性的な身体つきになりやすいと考えられますし、

男性でもエストロゲンの産生が多かったり、受容体の数が多い人には、女性的な特徴が出てくる可能性があるということです。

ここまでで言いたいことは、

女性ホルモンを摂れば、女性的になるかというと、必ずしもそういうわけではない。

個人差がある、ということ。

※ちなみに先ほどエストロゲンは3種類に分類できるといいましたが、生理活性順に並べると

⦅エストラジオールを10とした時⦆
エストラジオール(10)>エストロン(5)>エストリオール(1)

となっており、エストラジオール(E2)が最も強い生理活性を持っています。

では、次に体内に入ったイソフラボンはどう変化しているのか?について。

…と思いましたが、ちょっと長くなりそうなので、続きはまた次回に持ち越します!(何度もすみませんショボーン????)

ただ簡単に言うと、イソフラボンの一種であるゲニステインダイゼインという成分が、エストロゲン受容体に作用することによって、女性ホルモンとしての生理作用を発現するということ。

つまり鍵の形がすごーく似ているので、鍵穴を開けられちゃう!って理解していただければ。

だからイソフラボンは植物エストロゲンと呼ばれています。

詳しくはまた次回、今日はこの辺で!

ではまた

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