イソフラボンのお話、長引いてしまってすみません、今回で終わらせたいと思います
よかったら覗いてみてください
ではでは、今日のテーマ
「イソフラボンって結局のところ効果あるの?」
…どストレートなテーマです。笑
でも結局知りたいのってそういうことですよね。
では早速本題に、、
女性ホルモン・エストロゲンは、体内でエストロゲン受容体に結合しないと、生理作用を発現しないってところまでお話ししました。
話をイソフラボンに戻します。
イソフラボンにもいくつか種類があり、その中でもエストロゲンに近い作用を持つのがゲニステインやダイゼインという成分。
これらはエストロゲン受容体に親和性がある(鍵穴に合致する)という研究がなされています。
つまり、私たちの身体からしてみれば、
鍵の形が多少違くても(エストロゲンかイソフラボンか)、
鍵さえ開けば(エストロゲン受容体に結合できれば)、
箱は開く(女性ホルモンとしての生理作用が発現する)。
ということ。
これで「イソフラボンが女性ホルモンと同様の働きをする」ってことが分かったかなと思います。
(自分ではかなり噛み砕いたつもり。笑)
さらに話を進めます
最近知っている人も増えてきているエクオールという成分。
これは先ほどのダイゼインが腸内細菌(エクオール産生菌)によって代謝されてできる物質です。
エクオールがなぜ注目されているかというと、ダイゼインの時よりもエストロゲン活性が強くなっているという報告があった為です。
腸内細菌の働きによって、より鍵穴に合致するようになったと理解していただければと思います
しかし、エクオール産生菌を腸内に保有している人は、日本人でも5割程(欧米人だと3割程度)と言われていて、大豆をよく食べる人ほど保有率が高い、とも言われています。
ではエクオール産生菌を保有していない人はどうしたらいいの?という方が出てくると思います。
そんな方達のために、色んな製薬会社からエクオールのサプリメントも発売されています。
興味がある方は一度調べてみてください
ただし
・研究自体が新しく、判明していないことも多々ある
・どのみちエストラジオールのような強い生理作用はない
というように、「あくまでそういう傾向がある」程度に留めておいていただけると幸いです。
とにかく、
「身体の中の様々な反応には個人差がある」
ことを常に念頭に置いていただきたいと思います。
それではようやく結論ですが、
「人によって個人差はあるものの、イソフラボンには女性ホルモンとしての効果が期待できる」
(注意:あくまでも補助的な役割として)
これがひとまず私が色々調べてみてたどり着いた答えです。
信じるも信じないもあなた次第です。(どこかで聞いた言い回し。笑)
ちなみにイソフラボンはサプリメントではなく、食事(大豆製品)からなるべく摂るように心がけましょう
長々とお付き合いいただきありがとうございました