かおりです。乙女塾のパートナーとして活動させていただいていますが、実はまだ女性化を始めたばかり。例えるならば、やっと女性化の運転免許で初心者マークが取れたところ、いった段階なんです。
パートナーの中でも女性化を目指したのが一番最近なのでどのようにスタートしたかをよく覚えています。そこで、これから始めようとされている方の参考になればと思い書かせていただきます。
全員、女性化のドアの開き方すらわからないところからスタート
最初はみんなどうしたらいいか分からないですよね。
例えるなら女性化の先輩ドライバー達がスイスイ走っているのを見て、あの人たちは最初からあんなにスピードを出せたんだと勘違いしがちです。ですが、みんなアクセルやブレーキがどこにあるかどころか、ドアの開け方すら分からないところから始められています。
みんな迷って、悩んで、躊躇してそれでも前に進んでいたら、いつの間にか走ることができるようになったのだと思います。
そして、それぞれの方たちが自分を振り返った時に、ほとんどの人が「ずいぶん回り道をしたな」「いまから思えば、もっとスムーズにスタートできたのにな」と思っています。
だから、いろいろなトランスジェンダーの人に経験やアドバイスを聞けばやさしく教えてくれると思います。
ずいぶん前置きが長くなりましたが、わたくしからのアドバイスは、スタートラインはどこをおいても構わない、どこからでも女子化を始められるということです。
女性化を始めたいと思ったところがスタートライン
先日新宿でトランスマーチというイベントが開催されました。
乙女塾もブースを出してパンフレットを配ったりしましたが、そのお手伝いをして、会場に来て下さったいろいろな方とお話しさせていただきました。
そんな中まだ全く女性化を始めていないけど、勇気を出して会場を訪問してくださった方もいました。そんな乙女塾のパンフレットをもらった方は、もうすでにスタートラインを超えたのだと思います。
また、パンフレットをもらえなかった方も、この記事を読んでスタートしたいと思った方も、実は既にスタートラインに立っています。
つまり、女性の服を着ていなくても、メイクが出来なくても、ホルモンの薬を飲んでいなくても、女性化をはじめたいと思ったところがスタートラインです。
いきなり女装して外出しなくたって良い
そして、スタートを切っても、いきなりメイク用品や婦人服を購入する必要はありません。
まずは、「自分は女の子として生活するんだ」と思いながら街に出てください。
もちろん、男性の姿のままで構いません。
男性だけど女性の心を持って街を歩いて、婦人服店の近くを通って、横目で見ながら、将来はどんな服装をしたいかとか、化粧品店の横を通って、化粧品会社のポスターを見ながら、自分のなりたいメイクを想像してみてください。
街行く女性を参考にしながら、どんな女性を目指したいかじっくり考えてみてください。
この考察力こそが将来ステキな女性になるための重要なスキルになります。
つぎのアドバイスは女性化を目指す方や、既に女性化されている方と交流してみてください。いろいろな刺激をもらえると思います。
これも、男性の姿のままで問題ありません。
トランスジェンダーの全員が通ってきた道なので、やさしく受け入れてくれます。
きっかけがなかったら乙女塾へようこそ!
いきなり街中でトランスジェンダーに遭遇することは難しいと思ったら、乙女塾を頼ってください。
個別に相談したければ、乙女塾のレッスンを受けても良いし、色々な人と出会える交流会や、最近ではグループレッスンが始まっていますので、グループレッスンに参加するのも良いと思います。
ひとりで悩んでいるよりも心が開けてくる感じがすると思います。
みんなの第一歩を応援しています。