トランスジェンダー女性が、女性ホルモン治療を行う理由の一つにトランスジェンダーが女性ホルモン治療を行う理由の一つに、少しでも男性化を止めて女性らしい身体を手に入れたいといったものがあります。
一方で、女性ホルモン治療を行うことで期待できるおっぱいの大きさは母親マイナス1カップというのが“通説”です。母親がAカップならAAカップ、BカップならAカップになるという説です。思ったほどの胸ができないので、豊胸手術を行うトランスジェンダー女性も少なくありません。
では、豊胸の手術とはどんなものものがあるのでしょうか?
まずはじめに:豊胸手術の方法
豊胸手術とは胸になんらかの方法で物体を入れて膨らませる方法です。この場合、何らかの物体とは「1.シリコンバッグ」「2.フィラー(ヒアルロン酸などの注入物」「3.脂肪」が一般的です。
また、現在はそれ以外にも「4.バストの成長を自発的に促すための薬剤を注入する」方法があります。
豊胸手術のリスク
どちらにしても以下のリスクがあります。
内出血 ほとんどの手術で起こりえます。見た目以外の問題はありません。
しこり・石灰化(2,3,4で起こりえます。しこりは乳がん特別が付かない場合があり問題になっています。)
感染 術後、まれに膿んでしまったり感染するリスクがあります。抗生剤の処方が一般的です。ごく稀ですが、SNSでは死亡例も確認されています。
血栓 大きな手術の前にはホルモンや血液をサラサラにする薬を一定期間投与をやめるように言い渡されます。それは、術後の血栓のリスクを下げるためです。ごく稀ですが、肺や心臓の血管に入ると死亡例も確認されています。
拘縮 1のシリコンバッグで起こりえます。拘縮して硬くなってしまう方法です。感染を防ぐ、術後マッサージを行うなどが過去に行われてきましたが現在はマッサージなしで済むことも多いです。
神経の鈍麻 身体にメスを入れる場合神経が損失されることがあります。多くは術後に時間経過で回復いたしますが、まれに感覚が鈍いままのことがあります。
実際に受けてどうだった?
実際に、乙女塾メンバーやパートナーでも何名かの方が豊胸手術を受けています。そして、生徒さんもかなりの数が受けておりますが上記のケースは少なからず存在します。また、亡くなられたケースもあり注意喚起の意味を込めて記載させていただきます。
とはいえ、「豊かな胸は女性の象徴」としてどうしても止められない気持ちも理解できます。医療に100%はございませんが、なるべくリスクを知ることと同時に自らが知識をつけることがそれを防ぐ最大の方法だと思います。
そこで、まずリスクを記載させていただきました。次回以降に詳しくその内容を紹介してまいります。
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