皆さん、こんにちは。ゆりです。お久しぶりです。
前回の記事から約1年ほどたってしまいました。前回、SRSをするという決断をしたことまでを記載致しました。
しかも、急に空きがあったのですぐの手術になってしまったのです。
6月13日に「成田出発が7月28日、手術は31日、8月17日に帰国というスケジュールが決定。具体的準備にはいりましたが、出発まで6週間しかありません」
前回報告したとおり、私がSRSを決断する経緯はかなり厳しいものだったのですが、決めたあとさらに精神的消耗を強いられる恐ろしい事態が待っていました。手術室までの道のりはとても厳しいものでした。
パスポート

ドクターにSRS実行を宣言をしたのが6月8日です。タイのガモン病院で造膣あり反転法の予定と報告しました。
ところが、十年以上海外には行っていなかったので、パスポートがの有効期限切れています。ですから新規に申請する必要があり、パスポート窓口にに行ったのです。パスポート番号が分からないと、病院への正式な申し込みや航空券の手配が出来ません。出発まで50日しかないので急ぐ必要があったのです。
パスポートの申請そのものは、事務的で流れ作業です。しかし、トランス故の問題が生じます。
13日にパスポートを受領に行くと、「書類の内容と外見に明らかな違いがあるので出入国管理で問題が生ずる恐れがあります。それは自分で対応できるようにしておかなければなりません。」と警告されました。
窓口の方に対してはパスしているので喜んで良いのですが、非常にやっかいな問題であることは確かです。頼れるのはアテンド会社です。「この方はMtoFなので怪くないです」というタイ語の文書をもらいました。それでも解決しなかったら、「現地アテンダーに電話」という指示を受けました。

これは結構ビビります。実際にはバンコクでも成田でも何も起こらず、心配する必要なかったのですけどね。
パスポートを受領しパスポート番号をアテンド会社に報告すると、即日、ガモン病院と飛行機の予約が確定。7月28日出発、31日手術、8月17日に帰国と通知されました。
HIV検査

6月10日。後から考えれば当然のことですが、病院はHIV陰性であることを求めてきます。検査は保健所などで受けることができ無料です。
しかし、ここで地方在住のハンデが出てしまいました、地元の市保健所では月2回ほどしか検査をやっていなくて、直近の検査日は満員です。先送りは出来ません。そこでネットと格闘し、隣町の県立保健所で18日に検査ということになりました。東京には毎日検査をしているクリニックがあるのですが、それなりの費用がかかりますし、東京に行くこと自体が楽ではありません。
18日は遠征先から直接出勤。半日仕事をし、時間休をとって保健所へ。そこから急いで新幹線の駅へ回り、夜は乙女塾で女子トーククラス。綱渡りの1日でした。検査そのものは1時間ほどで終わり、無事陰性証明書をもらいました。保健所のHIV検査は本来匿名なのですが、証明書を出してもらうには住所・氏名を明らかにする必要があります。
地方の方は注意が必要です。
推薦書

国内でSRSを受ける場合は。判定会を開いて、何人ものドクターの合議でOKをもらう必要があります。
しかしタイでの手術は、担当医師の「推薦書」だけで大丈夫。私の場合、性別不合の診断を受けたのは何年も前なので「必要になったら、いつでも申し出てください」言われていました。なので、この件は楽勝。と思いきや、思わぬ落とし穴。
新たに血液検査をやって、その数値に問題がないことが条件。もちろん、Dダイマー(血栓の出来やすさを示す値)が高いとNG。過去にDダイマーが高く、ホルモンを差し止められたことのある私にとっては不安だったのですが、ギリギリセーフでした。
ところが、もっと恐ろしい事態が発生し、出発間際までお預けになってしまいました。まさに心臓が止まるかと思いたくなるような状態。詳細は、次回報告します。
航空会社からはeチケット控えが送信されてきました。座席も確定しています。
ホルモンの中止

手術の前後あわせ、最低2か月はホルモンが打てないです。私の場合は通院のサイクルの関係もあって、手術の53日前が最後の注射になりました。ホルモンを打たないとメンタルに影響が出るので、手術の辛さが始まったという感じでした。
手術の前後は、原則すべての医薬品は服用禁止です。しかし、私には睡眠障害があるので、毎日薬を飲んでいます。これはかなりやっかいな話です。
でも、推薦書に「この薬を飲んでも良い」と書いてもらえば大丈夫。結果として、手術の直前に不安で眠れないといったことは有りませんでした。けがの功名というところでしょうか。
病院に写真を送る

私の手術は反転法の予定です。手術の予測をするため写真を送るというのです。アテンド会社で撮影していただきました。何の写真かはいうまでもありません、ホルモン治療の影響で萎縮が大きいと反転法は苦しくなります。そのため、事前にデータが欲しいのだそうです。
自分で見るのもいやなものを人に見せるのですから精神的な負担が大きいのです。でも、それを解消するための手術だから逃げる余地はありません。多分見ることは無いだろうという記念品を作ると考えて乗り切りました。
あとから考えるとSRSは羞恥心が麻痺するくらい恥ずかしいことの連続なのです。その第1回に過ぎないということだったのです。ご褒美というわけではないのですが、これによって造膣の深さが何センチになるのか、予測を通知してもらえます。
持ち物の用意

普通の海外旅行で必要なものは、当然調達しなくてはなりませんが、手術で長期間滞在のため以下のものを準備しました。。
通信手段の確保
手術の前も後も、通信手段の確保は必須です。見ず知らずの外国で大きな手術をするわけですから、日本国内との繋がりを維持出来ないことは致命的です。
病院でも退院後の療養施設でもwifiは有りますが、問題は電源です。日本とタイでは電圧が異なるので、PCの電源アダプターやスマホの充電器は240V対応である必要があります。ドライヤーも100V専用はNGです。念のためコンセントの変換プラグも用意ましたが、実際には必要有りませんでした。3点プラグのコンセントなのですが、日本式プラグが使えます。
また、日本へ電話をかける可能性があるので、海外ローミングの準備もしておきました。
最近だとwifiを借りずにesimで乗り切る人も多いです。また、ガモン病院の近くのセブンイレブンでsimカードを買うという方も多い、と後から乙女塾で教えてもらいました。
術後の衣類の準備
SRSであるがために必要なもの。それはワンピースです!
手術後は、1日2回、消毒とダイレーションがあるので、股が空いていてゆるっと着られるワンピースは必須です。歩くこと自体が苦しい状態になるので、少しでも動きやすい方が良いのです。
パックご飯
実際に役に立ったのは「パックご飯」です。
アテンド会社から、「タイの食事が合わないこともあるので持参がおすすめ」と言われたので持って行きました。幸い、タイ式の食事は苦にならなかったので必要ないと一旦は思ったのですが、体調が悪くなり食料の調達に行くことが出来なかった日に「非常食」として役に立ちました。
カードの限度額などの調整
持ち物ではありませんが、クレジットカード会社へ連絡をしました。病院での手術代の支払いをカードでするためです。
パスポートの有効期限が切れているほどですから、長いこと海外での使用実績がありません。利用限度額には問題は無かったのですが、突然海外で高額な決済をするとなると「不審な取引」と判定されるおそれがあります。
最近はとりわけセキュリティに厳しいので、「海外」「高額利用」がWで重なると少し不安です。もし、決済が下りなければ現地に行ったは良いが、手術ができなくなります。
そこで、クレジットカード会社に「タイで100万円単位の決済をする予定」と告知したのです。
まとめ
このように、いろいろと面倒なことがいろいろとあったのですが、「なんとかなる」というレベルの話です。ところが、6月21日に、想定外の事態が発生し、「生きた心地がしない」という状態になってしまいました。次回はその報告です。
