女性ホルモンおススメの錠剤、おススメしない錠剤①

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トランスジェンダー女性に対する女性ホルモン治療では、注射以外にも錠剤による治療を行う方も一定数います。しかし、一部の製剤は海外ではもう使われていません。

それは、プレマリン、プレモン、エストロモンといった商品です。歴史は古く、例えばプレマリンは1942年にワイス社から発売されました。妊娠した馬の尿を精製して作られる「馬由来」の女性ホルモン剤(結合型馬由来エストロゲン:CEE)です。

これらの錠剤の問題点は、血液検査の時にE2(女性ホルモンの血中濃度)に正確に反映されないため、健康管理が難しいことです。また、数値に反映されないためオーバードーズにつながりやすいという指摘もあります。

生物学的同一の方が、血栓症などのリスクが低いです。つまり、馬由来のエストロゲンは血栓症や心血管系疾患のリスクを有意に高めるとも指摘されています。

現在では、トランスジェンダー医療の国際指針(WPATH)や各国の学会で、「特別な理由がない限り、馬由来のエストロゲン(CEE)は使用すべきではない」と判断されています。

しかし、日本のトランスジェンダー女性の間では、この事実は今日でもあまり知られておらず、安価なことを理由に馬由来の女性ホルモンの錠剤を摂取している方がいます。

こうした情報は、乙女塾が作成致しました「女性ホルモンはじめてBOOK」にも一部掲載されています。今回の記事はその中に記載の池袋真先生の情報を、本人監修の元で乙女塾内でさらに詳しくアップデートしたものです。

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