新コース「買い物同行・ファッション似合わせコース」に「つーさん」が加わりました。今回はそんな彼女の人柄を少しでも伝えたいと考え質問を10個ぶつけてみました。
- Q1.トランスジェンダー女性でファッションを進んで学ぶ人が少ない中、興味を持った理由は?
- Q2. トランスジェンダー女性は初期のファッションが黒歴史になってしまうことがよくあります。そうした失敗談などはあったのでしょうか?
- Q3. ファッションに詳しくなって得したことや良かったことは?
- Q4. ズバリどんなファッションが好き?
- Q5. コーディネートで意識していることは何ですか?
- Q6. トランスジェンダー女性の多くの悩みはサイズです。それについてアドバイスいただけますか?
- Q7. 肩幅やくびれ、手足の大きさなど体型を隠そうとするファッションを好む当事者も多いです。つーさんはこのことについてどう思いますか?
- Q8. 骨格診断の資格を取ろうと思ったきっかけは?取ってよかったことは?
- Q9. ファッションコーディネートを発信するだけでなく「コンサル」としたのはなぜ?
- Q10. トランスジェンダー女性のファッション全般について思うこと。
Q1.トランスジェンダー女性でファッションを進んで学ぶ人が少ない中、興味を持った理由は?
わたしの場合、望む性別「女性」への憧れが強く女子の服装には幼い頃から強い関心を抱いてました。
ただ、学生時代まではお金に余裕もなくレディースの服を買うことはなかったですが、社会人になりある程度自分で使えるお金が増えた時にまずはメンズ服の中で可愛いもの→ユニセックス→レディース服と変遷していったと思います。
関東の方に上京してきてからは地元のしがらみもなくなり、プライベートでは自分が着たい服を着ていくようになりますが社会に馴染むような服装をするにはどうしたらよいか考えるようになりYouTubeやネットから情報を収集するようになりました。
20代中盤~後半にかけては地元で知り合ったMTFの人とアパレルのお店へ一緒に行ったり、ヒルナンデスでやっていたファッションコーデ対決や三色ショッピングはすごく見てました。
Q2. トランスジェンダー女性は初期のファッションが黒歴史になってしまうことがよくあります。そうした失敗談などはあったのでしょうか?
黒歴史や失敗とまではいかないですが、わたしも自分のファッションスタイルに右往左往していた時期がありました笑
どこかで得た情報で他の人との差別化に柄×柄が良いんじゃないかと思って目立つのに一時期、柄×柄スタイルを取り入れたり…あとはパキッとした強い色味、赤や黄色の原色系を集めてた時期があります。
Q3. ファッションに詳しくなって得したことや良かったことは?
周りからオシャレ、素敵だねと言われることが増え自己肯定感がスゴく上がりました。自信にも繋がりますし、周りからの見え方も変わると思います!あとは自分の骨格タイプを知ることによって得意な服、苦手な服が分かり服選びがかなり楽になりました。
Q4. ズバリどんなファッションが好き?
ナチュラル、シンプル、清楚な感じのファッションが好きです。ただ最近はキレイめ×カジュアルや甘辛MIXなど別々のテイストを組み合わせたコーデをすることが好きになってきました。
ブランドはclassicalELF、VIS、グローバルワーク、coenなどが好きで最近はPALグループ(DISCOAT、mystic、Kastaneなど)のお洋服も購入してます。
Q5. コーディネートで意識していることは何ですか?
自分の骨格タイプやパーソナルカラーに合う服選びを意識していますが、それだと着るものが狭まってしまうので自分の骨格タイプに苦手なアイテムは得意アイテムを重ねたりしてカバーします。またトレンドや季節感のあるアイテムも取り入れたりしてます。
Q6. トランスジェンダー女性の多くの悩みはサイズです。それについてアドバイスいただけますか?
サイズに関しては生まれ持った骨格、太りやすい、筋肉がつきやすいなど先天的に変えられない部分があると思います。
ただ、最近はサイズの幅が広いブランドやショップが増えてきているのでネットやAI検索で調べてみると意外な発見があるかもしれません。
あとは普段の食生活やダイエット、姿勢を良くする、美容医療に頼るなど本人の努力で変えられるものもあると思うので諦めずにやれることはやったほうが良いと思います。キレイへの自己投資にもなりますしね。
Q7. 肩幅やくびれ、手足の大きさなど体型を隠そうとするファッションを好む当事者も多いです。つーさんはこのことについてどう思いますか?
サイズに関しては生まれ持った骨格、太りやすい、筋肉がつきやすいなど先天的に変えられない部分があると思います。
ただ隠し過ぎは個人的には垢抜けて見えないと思ってますし、野暮ったい印象になると思っています。いきなり肩や背中、くびれを見せるのには抵抗あるという方はまず三首(首、手首、足首)のうちどれかを見せることから始めてみてはどうでしょうか。少し見せるだけで印象がガラッと変わりますし、垢抜けた印象になるのでオススメです。
Q8. 骨格診断の資格を取ろうと思ったきっかけは?取ってよかったことは?
今年の1月から個人でファッションコンサルを始めたのですが、まずは有名なファッション診断の資格を取ろうと思い骨格診断の資格を取りました。今や様々なメディアで取り上げられているので。
良かったことはQ3でも触れてはいますが、骨格診断を勉強することによって骨格タイプ別に似合うもの、似合わないものがすぐに分かるようになったことです。あとは知り合いやフォロワーさんから骨格診断して欲しいというお声をいただくことも増えたので資格を取ってよかったなと思いました。
Q9. ファッションコーディネートを発信するだけでなく「コンサル」としたのはなぜ?
わたしの人生目標としてLGBTQ+の認知拡大や理解向上、そして当事者の方々の悩みや困難を手助けしたいという目標があります。そのため自分のコーデの写真を上げて見てもらうだけではなく、直接ファッションや服装に悩んでる方の悩みを聞いて解決したいと思いました。SNSの発信だけだと情報が届かない人も多いですし、情報は流れていくものでもありますから。微力ではありますが、少しでもファッションを通して生きやすい社会を作れたらと考えてます。
Q10. トランスジェンダー女性のファッション全般について思うこと。
モノトーンなどの控えめな色の服装、コンサバで落ち着いてる無難な格好はたまた逆にエッジが効いている、露出が多めのファッションと極端な服装をしてる人が多い印象です。わたしとしてはその中間あたりを目指していくのが社会的にもなじんだり、オシャレ見えするファッションじゃないかと思います。もちろんマインドが振り切れたら自分がしたい自由なファッションをするのがベストだと思います。ぜひオシャレを楽しんでください。