コーディネートで意識してほしい「4つの原則」

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レディースの洋服はバリエーションが多く楽しい一方で、コーディネートをどう組めばいいのかわからないという悩みをよく聞きます。

ここでは、「お買い物同行・ファッション似合わせコース」をサポート・監修している私(NAO)が何を意識しているのかを紹介します。

キーアイテムを決める

ファッションを決める時に一番大事なことはキーアイテムを決めることです。劇でいえば主役作りです。そのアイテムを元に他のアイテム(脇役)を選んでいきます。


この時のキーアイテムはニットビスチェでした。主役なので目立つアイテム、印象的なアイテムで大丈夫です!

配色を決める

キーアイテムを元に配色を決めていきます。この時に大事にしているのがパーソナルカラーと顔立ちの強さです。

私は顔立ちがあっさりしていて、パーソナルカラーも夏です。配色のコントラストが強すぎると顔が負けてしまいます。この時に意識しているのが「同系統の色」でまとめる、または120度ぐらいの色を使うです。

120度とは色を円で表した「色相環」でいう120度離れたところにある色のことです。例えばキーアイテムが青紫ならば、緑色が120度です。黄色だと180度違う反対色(補色)になりコントラストが強くなりすぎます。

反対に顔立ちがはっきりしている人やパーソナルカラーが冬の人などはコントラストの強い配色が映えます。

この上下は別のブランドなのですが似たような色合いで組み合わせているので、セットアップなの?とよく聞かれました。

アクセントを決める

ところがパーソナルカラーに沿うだけだとソツはないのですが面白味やオシャレさは足りません。最後に決めるのが異質な存在をアクセントで取り入れることです。これはアクセサリーやベルト、鞄、メイクのリップなどで対応ができます。

その系統とは全く関係のない色味や柄、素材を持ってくるとインパクトが出てぐっと引き締まります。例えば、私は仕事柄色やアクセサリーは制限があるので、ベルト、鞄にシルバーやゴールド、柄などを取り入れています。


仕事の時は汚れの問題から黒がメインにならざるを得ないので、シルバーのキャミソールがアクセントになっています。

それ以外にも他のトップスやボトムスの柄に少量入っているような色を取り入れるのもオシャレです。

体型を隠すだけにしない

トランスジェンダー女性の場合、(特に最初のうちは)コンプレックスのパーツや体型を隠すことが主眼になってしまいがちです。

そうなると肩幅やお腹が隠れて…肘やひざが見えないように…とどんどんオーバーサイズの洋服ばかりになってしまうことがあります。実は私も若い頃にはモモンガと呼ばれるドルマンスリーブのアイテムばかり着ていた時代があります。

ところが、むしろ着ぶくれして体型が悪く見えていました。必ずしもコンプレックスは隠すことが良く見えるわけではありません。私は上半身がコンプレックスなのですが、今はノースリーブやお腹、Vネックなども普通に楽しんでいます。その方がむしろスタイルが良く見えるからです。


この時はお腹がかぶれてしまっていたのですが、気にせずお腹を出しています。もちろん体型を隠すオーバーサイズが似合う人もいます。ただ、それ一辺倒ばかりではないということです。

次にレディースのアイテムでは意識せざるを得ない「流行(トレンド)との向き合い方」を紹介します。

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