ガールクラッシュの本場韓国で見た「強い女性像」

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12月に1週ほど韓国におりました。

そこで感じたのは、韓国の女性は強くはっきりものを言うということです。

韓国に限らず、(日本人のように)空気を読む、下手に出る、遠慮するというような文化はほとんどの国にはありません。むしろネガティブな印象を与えてしまいます。

私は日本人の中では意見を言う方ですが、それでも気になるのは圧の強さ(笑)。素直にキツイと感じる人もいるでしょう。別に相手も悪気があって言っているわけではないので、そのまま返すのですが最初はなれませんで、意識的にはっきり言おうと心構えを持っていました。

行動1つとっても全然違います。公共の場でフルメイクもガンガンしますし、ちょっとした場でもメイク用の鏡やドライヤー、ヘアアイロンが置いてあってメイクができるようになっています。人気アイテムのテスターはだいたい使い終わって空です(笑)。

ちょっと前に話題になったのが頭にカーラーをつけたまま外出している女の子。「巻きつけたまま外出し、お目当ての人の前だけ外して最高の自分を見せる」という文化はなかなか日本では考えられません。韓国でも世代間ギャップがあるようで若い子にとっては当たり前だが、お年寄りにとっては恥ずかしいことと捉える人が多いそうです。

反対に韓国は男性の方が優しい印象のケースも多いです。印象に残ったシーンは、化粧品店で彼女が彼氏にヘアアイロンを巻いてあげていたこと。また、ドライバーの方とかがだいたい優しいこと(水もらえたことも)です。

K-POPアイドルの世界でも多くは可愛い・キレイだけでなく「ガールクラッシュ」と呼ばれる「力強い女性像」、「女性が憧れる女性」がテーマになっています。

こう考えると、女性像なんてものは少し国がずれれば変わってしまうのだな、同じアジア圏内でも違うのだなと考えてしまいます。

MtFトランスジェンダーで一部の人が陥りがちなのが「女性とはかくあるべき」と考えてしまうこと。でもそんなわかりやすい方程式なんてものはないのだな、もっと幅の広いものなんだな、と認識する時間になりました。

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