乙女塾のSNSで良く頂くご意見がいくつかあります。今回は私達の見解を改めてお伝えいたします。
Q1.いいねやRTするニュースに対して自分たちの意見を出さないのか?
私たちはTwitterにて一日に数本から数十本の単位でトランスジェンダーやLGBTQ+に関する他社さんや個人のニュースにいいねやRT、ツイートを行っております。
それは「興味深い」「話題になっている」「我々のコミュニティに対して大事なニュース」といった、様々な意味で面白いもの、伝えるべきものを集めています。そして、そのニュースに対しては乙女塾のメンバー間でも賛否を含め色んな意見があります。
しかし、我々は当事者団体として政治的主張を行っているわけではありません。そうしたニュースの1つ1つに対して公式見解を出すということはしておりません。
配信しているものは話題になっているという意味で取り上げるため、情報の重要性や真相などの判断については受け手の皆さまでご査収頂くようお願いしております。
Q2.意見が違う多様な記事が存在、あるいは「いいね」している。それは何故なのか?
上記の理由と重なりますが、乙女塾は政治的な意味を含めた主義主張をする団体ではありません。そのため、明らかなトランスヘイトやアダルトな内容を除き、幅広い考えや出来事を配信しております。
また、自分たちの意見を出す必要がある場合は、個人の名義で乙女塾のホームページ内の記事にして配信しております。個人それぞれがどのような考えを持っているかはそちらをご参考にして頂ければ、より深く私たちのことを知って頂くことができます。
もちろん、メンバーの個人間でも意見の違いは存在しています。
Q3.編集体制はどうなっているのか?
SNS(Twitter・Instagram)は2名のスタッフで運営しており、時期によってサポートメンバーが加わる形になっています。公式サイトの編集に関しては専門のスタッフが1名チェックを行い、記事作成に関してはは約4〜5名ほどで行っております。また、情報を共有してくれる方は合計で約10名ほどおります。それぞれに興味関心のあるジャンルから、記事や配信の元となるものが集まってきます。
そのため、いろんな意見や考えがあり、そのジャンルは多様です。何がトランスジェンダーにとって正しいか、何がLGBTQ+にとって正しいかの判断は、その個人によって違うのが現状です。そこで、私たちもその意見の違いを論争するのではなく、みんなで一緒に考える意味も含めて様々な情報を発信しています。
最後に伝えたいこと
トランスジェンダーに関する情報の場合、ときに正しさや、決まった正解を求められることもあります。幅広い意見というのも多様性の1つとして考え、なるべく1つの方向に偏らない情報を配信するということが私たちの使命だと考えています。
それは、多くの当事者が過去にインターネット上で「トランスジェンダーであるならば、早くにホルモン治療をして、豊胸をし、去勢手術を受けてSRS(性別適合手術)へ進むべき」という一本道や、「当事者団体であるならば、トランスジェンダーの差別と迫害に対して立ち向かう」という意見を示すケースがありました。
私たちは、そうではありません。まずは色んな意見を知ってもらうことで、自分自身の選択肢を得て頂き、その上で必要な判断はご自身で決めて頂くということを大切にしています。