トランスジェンダーが性別を適合する手術、通称「SRS(Sex Reassignment Surgery)」には日本語訳が複数あります。
日本のGID(性同一性障害)学会、日本精神神経学会では「性別適合手術」を正式な名称として用いています。しかし、かつては「性転換手術」という呼び名の方が一般的でした。また少数ですが、「性別再割り当て手術(性別再割当手術)」と呼ぶ人たちもいます。
「性別適合手術」と「性転換手術」
現在、トランスジェンダーの多くは「性別適合手術」という名称を使いますが、芸能界や水商売、性風俗といった夜の仕事では「性転換手術」という呼び名が今も一般的であるように感じます。
YouTubeで調べても
今週、SRSを受けることを発表したアイドルのぷうたんさんも「性転換手術」と呼んでいます。
MIQ優勝者であるモデルのvanさんやYouTuberの青木歌音さんも「性転換手術」と言っています。
なくならない「性転換手術」という呼び名
トランスジェンダーの中には「性別を変えるのではなく、性別を(自認の性に)戻す、適合させる」方が正しくて「性転換」という言い方には「もやっと感じる」という人も少なくないでしょう。
一方で、一般層は「性転換」というワードの方が明快でわかりやすいという意味もあります。
YouTubeでは認知や検索性(SEO)の視点から「性転換」という名称は今後も使われていくかもしれませんね。