みなさん下着はどうされていますか。
既に100%女性として生活されている方は女性用下着を着用されていると思いますが、女性化初期の方や男性ファッションに戻ることがある方などは、何を着ればいいのか悩みますよね。
でも、下着はナイーブな問題なのでなかなか人には聞けないものです。
そこで、わたくしの考え方を少し紹介しますね。今回話題にする下着はいわゆる「パンツ」の方です。
パンツ?ショーツ?もしくは……
「パンツ」という呼び名は最近ではアウターのいわゆる「ズボン」と区別する意味もあってか、下着メーカーは「ショーツ」と呼んでいるようです。
女性も家の中では「パンツ」と呼んでいると思うのですが、外に出ると「ショーツ」と言う方も多いと感じています。
一方、「パンティー(パンティ)」や「スキャンティ」という言い方は死語になりつつあるのではないでしょうか。
女性下着売り場で「パンティーありますか」なんて言ってしまうとちょっと恥ずかしいかもしれません。
女性の「パンツ」はどんなものがあるのか
まず、下着の種類を見てみましょう。
男性用では
1) ブリーフ
2) トランクス
3) ボクサータイプ
女性用では
1) フルバックショーツ:おしりとお腹がすっぽり包まれるタイプ。
2) ノーマルショーツ :フルバックよりは浅めだが、腰骨までは覆われるタイプ。
3) ローライズショーツ :腰の部分が浅めで、股上の短いパンツをはいても下着が見えにくいもの。ローライズデニムを履くときに合わせたりして使うことがあります。
4) Tバック :文字通りTの形をしたタイプ。セクシーで実用性は低いという意見と快適で日常もTバックにしたという意見に分かれることが多いです。ほかにも〇〇バックシリーズとしてOバックなどがあります。
5) ボクサータイプ :男性のボクサータイプとよく似た形
6) サニタリーショーツ :生理用のショーツ
7) ガードル :下半身を締め付けながら体型を整える機能を持ったもの
などがあります。
こうしてみると、女性ものの方が種類は書ききれないほどに豊富です。
また、男性用のパンツは締付が少ないものがほとんどで、腰のゴムだけでずり落ちないようにしています。
しかし、女性用のショーツはほとんどがショーツ全体に伸縮性があり、逆に腰のゴムはそれほどきつくありません。
意外とMサイズでも伸縮性やヒップ回りの大きさがあります。そのため、パンツならば(大きなサイズを探さなくても)Mサイズで問題ないというケースも散見されるようです。
女性の下着に求められる機能
女性化を進めるにあたり、下着にどのようなことを期待するかということを考えてみましょう。
SRS手術をまだ受けていない人にとって、女性のファッションを身に着ける際に注意しなければならないのが股間のふくらみです。
しかし、極端に気にする必要はありません。
フレアスカートやデニムなどの厚手のパンツスタイルでは、余程のことが無ければ何もしなくても目立ちません。
しかし、タイトなスカートを履くときには目立ってしまいます。
「タック」と言って股間のものをテープ等で後ろに引っ張って固定するというようなやり方もあるのですが、難易度が高いです。
そこで下着がふくらみを目立たないように押さえてくれることが理想です。
と言っても完全に見えなくすることは難しいのですが、実は女性にも股間に若干のふくらみがある人も居られるので、その方々のふくらみ程度に抑えることができれば問題無いかと思います。
おススメの下着とその着用方法
まずは下着の選び方ですが、女性用のサポートタイプのショーツをお勧めします。
サポートタイプでないものは締付力が小さいため、股間のふくらみを抑えることはできません。
またガードルは締付力は大きいのですが、着脱が大変なのでトイレの時に困ります。
そこで形は通常のノーマルショーツですが、パワーネットが入っていて下腹部を押さえるサポートタイプのショーツが良いと思います。
このサポートタイプのショーツを男装の日も含めて24時間履いて過ごしてみてくだい。
個人差はありますが、何か月か経つと少しずつふくらみが小さくなることを実感できると思います。
また、ずっと女性用を着用することにより、女性用下着に違和感が無くなります。興奮してふくらむという場合は気を付けましょう。
このサポートタイプのショーツは高級なものは必要ありません。量販店で売っているもので十分です。わたくしが愛用しているのも「ファッションセンターしまむら」のものです。
価格が安いうえにサイズも大きいものが揃っています。締付具合もちょうど良いと感じています。
「しまむら」なら、買い物かごに他の購入品に忍ばせて購入すれば、レジでも恥ずかしくないですよ。
ご自分に合った下着をいろいろと探してみてください。私のオススメのご紹介でした。