家でできる声のレッスンにいいものないのか?という話をしていたらさつきからとんでもないネタがでてきたので本日はそれを紹介します。
「リップロール」って知っていますか?
唇を閉じた状態で息を吐き、振動させてプルプルプルとさせながら声を出す技です。
さつきは10~15年くらい前によく練習していたそうですし、今でも声優や声を使う学校では練習メニューに取り入れられているそうです。そうボイトレの基本なんですね。
なんとこれ、MtFの声を高くする手術をしている韓国のイエソン音声センターでも手術前後のボイストレーニングに採用されていて前後1年とか練習することが推奨されています。
リップロールでしゃべったり歌おう
プルプルふるわせて声を出すだけでなくその状態のまま「うーうーうーうー」としゃべったり歌を歌えるのがベストだそうです。
リップロールは「裏声と地声をつなぐ」のに最適でそして「肺活量」が鍛えられます。
そればかりか女性的な話し方のための「表情筋を鍛える」こともできます。
早速やってみよう!
やってみるとわかりますが、私は昔リップロールそのものをすることができませんでした。
何故かわかりますか?男性で社会生活を送ると笑ったりするよりも威厳というか口角を下げてキリっとしている必要がありますよね。そうすると口角が上がって女性らしい表情筋の使い方ができていないんです。
そう顔に力が入っている、表情筋が固い、使っていない方はリップロールそのものができないんです。
そういう方も心配しないでください。最初は笑顔を作り(口角をあげて)その状態で口を指でおさえてから声を震わせてみてください。
はい、2秒ぐらいだけできたら最初の一歩です。
そして気が付きます。これ息が持たない…と。
というわけでできるようになると肺活量が増えてカラオケもめちゃくちゃうまくなります。私も頑張って練習しようと思います。
ちなみに学校行って鍛えられたさつきの歌唱力は最近さらにあがっていて暇なときによく歌っています。そのうちバンド作ってオリジナルソングを作りそうな勢いです。
リップロールがレッスンに登場しない理由
素晴らしい効果がある「リップロール」ですが、対面のレッスンには登場しておりません。
女性のための声を出す練習ではほかに大事なことがたくさんあるので第一優先としてこれを教えているわけではないそうなのですが、それ以外にも「つばがめちゃくちゃ飛ぶ」、「不細工な表情を生徒に強いる」ことになるという問題があるためだそうです。(お互いにマスクして今後行う可能性はあります)
というわけでコロナウィルスによる新しい生活様式下では衛生的な問題でレッスン中に実施されることは少ないかもしれませんが、家でやるには最適なので是非練習してみてください。