今、病院にいる。
明日に手術を控え、前日から入院しているのだ。
昨日、執刀をしてくれるスポーン先生と面談してきた。
まず私の患部の状態確認。
要するにアソコをグイグイ引っ張って、どんな具合かをチェックする作業。
もう先生ったら、ひっぱるひっぱる!
あの場所をそんなにひっぱられたのは初めてで
心の中で「イタタタタタ」ってなってたよ。
次に、手術一連の流れの説明。
「こういう感じで手術しますよー、ほらほら画像だとこんな感じ」といった感じの内容だ。
・感度に関しては、元あるものをそのまま残すので良いとのこと。
むしろ普通の女以上に感じると思う、と自信満々の先生。得意気。
・ただし、術後の腫れ具合は結構なもので、落ち着くまでに1年ぐらいは必要。
・手術直後の患部は、多分見ないほうが良いよ。へこむよ。
・術後2ヶ月はエッチな事を考えちゃダメ(患部が腫れるため)
・術後5日間は、ベットから動けません。歩けません。寝返りもうてません。(←きついなぁ)
・ダイレーション(膣の拡張作業)はかなりしっかり行わないと、閉じてしまうから気をつけて。
・一度閉じてしまうと、二度と戻らないからマジで気をつけて。
・見た目に関しては綺麗に仕上げるが、「こういう形が希望です」とかは受け付けられない。一律みんな同じような形です。
・術後2ヶ月間は、広げたりしちゃダメよ。裂けちゃうよ。
・1年経って、どうしても見た目が気に入らなかったら再手術もします。
って感じ。
ううん、だんだん実感わいてきて、ちょっと怖くなってきた。
待合室には、同じMtFの患者さんがたくさんいて国籍も様々。
アメリカ・ロシア・ブラジル・韓国とたくさんいて日本人は私だけ。
みんな体大きいなぁ。さすがワールドワイド。
先生にも「君は体が小さいから」と何度も言われた。
別に日本じゃ小さいほうではないんだけどな。体格のこととかかな。
そして、日本人が珍しいのか、やっぱりここでも見られまくる。
でも、みんな気さくにニコニコ挨拶してくれる。
そして翌日の段取りの説明を受けて、ひとまず病院をあとにすることに。
病院は日本のそれと違い、待合室はまるでホテルのロビーみたいに綺麗だよ。
(この記事は2013年に西原さつきが公開したSRSの記録を2021年バージョンとして加筆修正を加え再掲載しております)