第77回カンヌ映画祭にて、トランスジェンダーを公表している俳優が女優賞に輝きました。
女優賞に輝いたのは映画『エミリア・ペレス』に出演したカーラ・ソフィア・ガスコンさんです。セレーナ・ゴメスさん、ゾーイ・サルダナさん、アドリアナ・パズさんとともに受賞されました。トランスジェンダー女性としては初の快挙となります。
受賞に際して「ヘイトに苦しむトランスジェンダーにささげる」とコメントしています。
スペインのマドリード出身のカーラさんは1972年生まれの52歳。instagramでは7.4万人のフォロワーの俳優さんです。
この投稿をInstagramで見る
元々は男性俳優としてメキシコを中心に長いキャリアがありますが、2018年に自伝『Karsia』でトランスジェンダーであることをカミングアウト。名前をカーラ・ソフィア(カルラ・ソフィア)と改めました。
この投稿をInstagramで見る
Instagramによると、この作品を撮影する前に「夢は必ず叶う、そして夢を止める人は誰もいない。」とプロデューサーに自分が何を達成するかを伝えたと言います。
そして、その夢がかなって彼女は女優賞の栄冠を手にしたのです。