[ギャラリー付き]さつきぽんプロデュースのトランスデー・スペシャルイベント with 乙女塾に行ってきた

  • みなみ
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    Yutaro Yamagishi

2023年3月29日、プライドハウス東京で行われたトランスデー・スペシャルイベント『さつきぽんプロデュースのトランスデー・スペシャルイベント with 乙女塾』に参加してきました。

セクシャリティ関係なくだれでも参加できるこのイベント。ソーシャルディスタンスを保つためか定員は15名ということで、応募が殺到したため抽選だったそうです。

私は幸運なことに当選しましたので、今回は純粋にお客さんとして、様々なイベントを楽しんできました。レポートをしていきます。

プライドハウス東京って?

そもそも会場となった「プライドハウス東京」ってどんな場所か知っている人いますか?

わたしにとっては新宿のなかで平和に安全に本が読める図書館だと思っていました。2020年の東京オリンピックを記念してつくられたプライドハウス東京は、名だたる大手企業の支援もあり日本最大のLGBTQ+の情報発信基地にもなっています。

LGBTQ+に関連する本が沢山置いてあって、ゆっくりくつろぎながら知識を身につけることができます。もちろん西原さつきさんの著作『女の子って魔法だよね』もちゃんとおいてあるんですよ。

また、飲み物をいただけるサービスもあり、当事者同士やALLYの方と交流することもできます。話しかけてくれるスタッフもさまざまなセクシャリティの当事者だから、いろんな相談にも乗ってくれます。

プライドハウス東京 トランスデーとは?

そんなプライドハウス東京では、第1・第3火曜日の13:00〜19:00に、「トランスデー」というトランスジェンダー向けの日を設けています。

実では宣伝しているのはわれらが西原さつきさんだったり!!

トランスデーはプラウドハウス東京全体にトランスフラッグが掲げられて、いろんなトランスジェンダーが訪れては本を読んだり、交流したりしています。

『さつきぽんプロデュースのトランスデー・スペシャルイベント with 乙女塾』 レポート

前置きが長くなりましたが、今回の『さつきぽんプロデュースのトランスデー・スペシャルイベント with 乙女塾』は、そんなプラウドハウス東京のトランスデーのスペシャルイベントとして開催されました。

乙女塾の交流会と違うのは、ステージがないかわりに部屋のあっちこっちにブースができていて、そこで楽しむ形式です。今回はこんな企画がありました。

・ 官公学生服さんの協力による制服体験
・NAOさんによるワンポイントメイクレッスン
・LIEちゃんによる「世界によろしく」グッズ販売
・さつきぽん+瞬ちゃんによる「朗読劇:いつかまたルピナスで」

最後にはみんなで集合写真をとって楽しく解散しました。

制服体験

いつものブレザーにくわえて、今回はセーラー服もありました。年齢に関係なく、やっぱり一度はきてみたいセーラー服。チャレンジしたけど、遅れてきたので大きなサイズがなくって着れなかった。本当に残念。

NAOさんのポイントメイク

階段横の小さなブースで、ポイントメイクをパーツごとに1つだけ選んでしてもらえるコーナでした。まだ見た目が男の子が、メイクをしてもらって嬉しそうにしてるのが印象的でした。わたしは涙袋の作り方を教えてもらいましたよ。

LIEさんのグッズ販売

回を重ねるごとにグッズが増えてるせかよろグッズ。人気のアクリルホルダーとかも売っていました。初版の書籍があと5部しかないとのこと。フォトコンテストも盛況だそうですよ。

西原さつきさんチームの朗読劇

草加、町田につづいて3回目となる朗読劇。今回も30時間も考え抜いた、新宿3丁目のバー「ルピナス」を舞台にした内容でした。メンバーはさつきさんのほか、固定メンバーになりつつ林里容さんと演奏家のなすひろしさん。そして今回の主役はパートナーの瞬さんでした。

内容はトランスジェンダーがまだまだ社会で働きずらいこと、メンバーの色々、自分の色々とかさなって劇に引き込まれてしまって、今回も泣いてしまいました。わたし朗読劇の度に泣いてるような気がする。

さつきさんの朗読劇にはかならず、花の名前がでてくるんですよね。聴いたあと、その花をおうちにかざりたくなるんです。わたし、ジェンダーとか関係なく純粋にファンかも。

過去作品をふくめて、どこかで配信してほしいです。

最後に気がついたこと

トランスジェンダー、特にトランス女性をめぐり社会の動きは、誤解も含めてかなり厳しい状況にあります。ネットにおける理解のない攻撃や暴言を聞くと、生きるのも辛くなることもわたしもあります。

そんな中で、プライドハウス東京も乙女塾も「安全」で「安心」できる場所なんです。ここではトイレ問題も起きないし、どんなカッコをしてきても大丈夫。そういう場所がどこかにあるってことだけでも、わたしたちは生きていけるとおもいます。

そんな場所を作ってくれてる、プライドハウス東京と乙女塾のスタッフに、本当に感謝をしたいと思いました。

以下は、山岸さん撮影によるギャラリーです。写真を押すと拡大できますよ!

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