京都耳鼻咽喉音声手術医院が手術の自費診療化を発表しました。
これまで甲状軟骨形成術III型(声を低くする手術)、同IV型(声を高くする手術)は戸籍変更を終えたトランスジェンダーであれば保険診療として3割負担で手術を受けることができました。
〜大事なお知らせ〜
2023年4月1日以降に当院で以下の手術を受けられる方は、保険適用外となり、自費診療となります。・声を低くする目的での甲状軟骨形成術3型
・声を高くする目的での甲状軟骨再成術4型— 京都耳鼻咽喉音聲手術医院 Kyoto ENT Surgicenter (@tv83VO2mp6Mo8VF) January 16, 2023
公式twitterによると、4月1日の手術分から自費診療になるとのことで、約50万円程度の負担になるのではないかと推測されます。
病院側はその理由として以下のように「疾患か嗜好かの判断が難しいケースの増加」をあげています。
そもそも、老若男女を問わず、声質は嗜好的な部分があり、明らかな音声疾患以外の音声手術を保険適用で行うべきか判断が悩ましいものでした。近年、声の手術への様々な要求が高まるにつれ、疾患か嗜好かの判断が難しいケースが増加しております。このため、一律自費診療とする事に致しました。
— 京都耳鼻咽喉音聲手術医院 Kyoto ENT Surgicenter (@tv83VO2mp6Mo8VF) January 16, 2023
当事者の間では衝撃を受ける声が少なくありません。他の病院もそれに続くのか、それとも再び保険診療に戻るのかなど、今後も情報を追いかけていきたいと思います。