過去に、市販で買える女性ホルモン入りクリーム「クラブホルモンクリーム」を紹介しました。
このようにスキンケア化粧品の中には女性ホルモンが含まれているものがあります。
ドクターズコスメに女性ホルモン?
https://clinica-ichigaya.com/cosme/より
ドクターズコスメでも(骨切りで有名な)クリニカ市ヶ谷で販売されている「A2L Eコンプレックス」ではエストラジオールが配合されています。
一般的にはクリームと呼ばれるスキンケアのアイテムですが、商品説明では「女性ホルモンの不足にともなうたるみ、乾燥といった皮膚の老化や生理前ニキビにお悩みの方に。女性ホルモンの一種エストラジオールと脂溶性ビタミンC誘導体VCIPがみずみずしく、若々しい健康な肌へと近づけます。」と記載があります。
しかし、購入には医師の診察が必要になります。 注意書きとして「厚生労働省で認められた範囲ではございますが、女性ホルモン“エストラジオール”が配合されているため、初回購入に限りA2L商品取り扱い医療機関で受診後、購入していただくことになります。」と紹介されています。
しかし、毎日塗ったからといって女性化したという話を聞いたことはありません。
Dr.ESTRAシリーズ
amazonの商品説明で性同一性障害のためにと好評しているスキンケアクリームがあります。Dr.estraシリーズです。
Dr.estraシリーズは、すべての人の性別、性同一性、性表現および性的指向、性転換された方、LGBTの皆様が受け入れられ、尊重される、より公平な世界を創造するのを手助けしたいと思います。私たちはあなたが望む結果を素早く安全に提供するために、エストラジオールを薬事法規定容量最高上限まで配合した製品を作りました。
10,000円以上と少し高いのですが、この言葉通り、エストラジオールが100g中2.0mg含まれています。他のアイテムも1.0mgや2.0mg含まれています。 ここで気になったのは薬事法という言葉です。そう化粧品に含有して良いエストラジオールの量は国によって定められています。
化粧品のエストラジオールの基準
実は、厚生労働省が化粧品に含有して良い量のエストラジオールを定義しています。ホームページでは薬事法における化粧品基準の記載があります。
頭部、粘膜部又は口腔内に使用される化粧品及びその他の部位に使用される化粧品で脂肪族低級一価アルコール類を含有する化粧品(当該化粧品に配合された成分の溶解のみを目的として当該アルコール類を含有するものを除く。) |
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エストラジオール、エストロン又はエチニルエストラジオール |
合計量として20000国際単位 |
頭部、粘膜部又は口腔内に使用される化粧品以外の化粧品で脂肪族低級一価アルコール類を含有しない化粧品(当該化粧品に配合された成分の溶解のみを目的として当該アルコール類を含有するものを含む。) |
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エストラジオール、エストロン又はエチニルエストラジオール |
合計量として50000国際単位 |
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=81aa1263&dataType=0より
とあります。
まとめ
このように市販のスキンケア、基礎化粧品の中には女性ホルモンが含まれているものがあります。
スキンケアと女性への性別移行両方がかなうならば願ったりかなったりと思う方も多いでしょうが、あくまで肌を整える意味で配合されていると見たほうがよさそうです。