私の日常にトランスジェンダーが現れて感じたこと

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うちの近くのコンビニにトランスジェンダー(もしくはほぼフルタイムの女装さんか)だと思わしき店員さんがいる。

化粧はしておらず声や恰好はまだなんだけど髪型は女性のそれで長く可愛らしい。

いや、今の時代トランスジェンダーがたくさんいるのは当たり前で、街を歩いていたらよくすれ違う。

何より、自分自身がそうした世界に入って回り全員当事者という中で仕事をここ10年やってきたわけだけど、「当事者だけ」だから安心できる前提で働いている。それに乙女塾でも仕事の広がりを見せるにつれて 圧倒的にLGBTとは関係のないふつうの人たちと過ごすことになる。

いわゆるオシャレをしていないスエットパンツにサンダルという日常のふれあいの範囲の中にトランスジェンダーがふいに出てきたのはやっぱり最初ちょっとした驚きだった。驚きという表現が適切かはわからないが、予想をしていなかったということだ。

お前も怪しい風貌しているだろう、と突っ込み待ちの通り(笑)当事者同士の勘というのはあるだろう。

どことなく難しい空気感の中、頭の中を巡らせる。

「今はやりのLGBTってやつ?」って何度か聞かれてないだろうか

「大変だけど頑張って」というのは先輩風をふかすことになりそうで違うし…

結局は答えのないまま「ありがとうございます」とだけ伝えてレジを離れるのだ。その空気感がなんとなくちょうどよい。

もっというと、近所に二丁目にお勤めだろうと思わしき人もいる。たまに奥様方と井戸端会議をしているからだ。

日常に溶け込む彼女たちの姿を見て社会が少し進んでいるのを感じる。

自分に自信なんてなかなかつかないし、外に出るのは大変勇気のいることだ。ましてや働くことやコミュニティに属することはもっと大変だ。

3年後にはこうした風景が当たり前になっているだろうか?いや、そうなっていてほしいと思いながら今日もまた私はそのコンビニへ行くという日常を過ごしている。

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