よく「家で何を練習したら良いですか?」と聞かれることがあります。そこで今回は「お家でできるボイスレッスン」をお届けします!
声の幅を広げる ニャー体操
地声と裏声の間にあるような声を、ネットなどではよく「ミックスボイス」と呼ばれています。これは、日本人女性が出してる声質に近いと言われており、乙女塾のボイスレッスンでも積極的に練習しています。
今回はそんなミックスボイスの「幅」や「高さ」を広げる練習をご紹介します。
ニャー体操とは?
まずは低音で「ニャー」と声を出していきましょう。喉仏が下がり胸のあたりに声の響きが集中しているイメージです。
それが出来たら、次は高音で「ニャー」と言います。裏声でも大丈夫ですので、喉の上の方から頭の上の方に向けて声が響いている状態まで一気に引き上げましょう。
声が上がったり、下がったりを繰り返します。
何度か繰り返して慣れてきたら、次は鼻から眉間のあたりを狙って声を出します。このあたりに声を出すと、響きが女性的に聞こえますよ。
ニャー体操の準備
1. 自分が自然に出せる一番低い声で「ニャー」と5秒間声を出してみる。
2. 自分が出せる限界の高い声で「ニャー」と5秒。これは裏声でも大丈夫です。
3. それぞれ自分の一番低い声と高い声が確認できたら、もう一度低いところから「にゃー」と声を出します。そこから一息で一番高い「ニャー」まで声の高さを一気に上げていきましょう。声のエレベータが地下一階から最上階まで上がっていくイメージです。途中で音がプツンと切れないように気をつけましょう。
ニャー体操本番
1. 一番低い「ニャー」を5秒キープして、そこから一気に一番高い「ニャー」まで上げていく。
2. 一番高い「ニャー」を5秒キープして、そこから一気に一番低い「ニャー」まで一気に下げていく。
3. この一連の流れを1セットとして、これを1日3回から5回できると効果的です。
ニャー体操の注意
※低音(地声)から高音(裏声)に行く間に音が出なくなるポイントがあります。自分の喉の状態をコントロールして、切れ目無くスムーズに変わることを目指してみてください。
※上手くいかない時は「小さい声」「腹筋に力を入れる」「時間をかけてゆっくりと音の高さを上げていく」ことがポイントです。
ニャー体操の効果
地声と裏声の切り替わりのポイントのあたりが、いわゆるミックスボイスと呼ばれるエリアです。この声の状態での高さをキープしてみましょう。だんだんミックスボイスで喋れるようになっていきます。私もよく使っていますよ。
何で「ニャー」なの?
なぜでしょうか…。でも声優学校でこう習ったのです!猫の鳴き声みたいで、かわいいからでしょうか。笑
ぜひ練習してみてください♪