男性と女性の声の違いのうち「周波数」は大きな要素です。
ただ、単純に高いと女性の声に聞こえるかと言うとそんなことはありません。実は声の響かせ方が大きなポイントになります。
周波数という観点から見れば裏声(ファルセット)やミッキーマウス的な甲高い声も、音としては高いのですが、自然な感じはしないですよね。(詳しくはフォルマントって何よ?歌声の科学他からの女声アプローチをご覧ください)
一般的に胸元からのどのあたりが響くことで、男性的な声と認識されやすいです。それに比べて鼻から頭の方の響きの要素が大きくなると女性的な声と認識されると言われています。
自分の響きポイントがどこにあるか見てみましょう。
「ひびきポイント」トレーニングのやり方
1. 人差し指と親指で鼻の上の方(めがねをかけるときに鼻あてが乗っかるあたり)を軽くつまみます
2. 口をとじてハミングをします(その時に出す音は何でもOKです。んーんーという感じの音がオススメ)
3. その時に、つまんでいるあたりにハミングの音・息をあてることを意識してみ下さい。人差し指と親指で振動を感じますでしょうか?振動を感じない場合はハミングの音の出し方を色々と変えてみましょう。(上手く振動を感じない場合はレッスンで相談して下さいね)
人差し指と親指のあたりを響かせることになれてきたら、実際に声を出すときも同じような喉・息の使い方を意識して、同じ部分が振動するようにしましょう。その時は胸元が振動していないと、なお良い感じです。
響きのポイント、声の高さ、この両方が揃うと一般的な成人女性の声の響かせ方に似てくると思います。ぜひお試しください!