乙女塾では最初に説明会というか簡単な面接をさせて頂いてからレッスンをスタートします。自信が持てない方が多いのですが、我々からするとなんでそんなに「素質がある」のに…と思うことがあります。そこで、「素質がある」「元が良い」場合には素直に賞賛をするのですが、どこを見ているのでしょうか?私の場合の1例を紹介します。
体型
体型は2つ特化したタイプがいます。
1つは「骨格診断でいうところのナチュラルタイプの1部」です。
簡単にいうと高身長で食べても太らないタイプです。ナチュラルは簡単にいうと骨格(フレームワーク)を強く感じるタイプなのですが、ここで恵まれている素質は身長が高いものの痩せている人たちです。そのために洋服で悩むことが少なく、また時代がオーバーサイズが流行っているためナチュラル向きのアイテムが多く着こなしが様になりやすいという特徴があります。
身長が低いことばかりが大事と思われがちですが最近は背の高い子も多くまた洋服の丈も長いものが多いのです。モデル方面を狙いやすい体型ですね。
ただし、骨ばっている部分を隠したりホルモンで肉感を補わないといけないのが課題です。特に手足の指が長い特徴を持つ方も多く、それはどうしようもないので、長きにわたり考えるとマイナス面もあります。
https://mariaohsaki.com/archives/1063586803.htmlより
もう1つが「骨格ストレート」で低身長のタイプです。いわゆる女性の恰好していなくても元から女っぽかったという人に多いです。このタイプは筋肉を強く感じるタイプなのですが、150cm台の低身長でうちに来られる方の多くがこのタイプでした。体の厚みがあるので元々の女性でもトップスの洋服で苦労することがあるのが課題ですが、反面、手足の指が短く靴のサイズで苦労しないことも多いです。
何よりサイズ感と肉感が最初からごまかしやすく、ホルモンをしなくても技術で巨乳が作りやすいです。
長きにわたる努力というよりは才能や素質がそのまま仕上がりに影響されやすい女装ではこの2つのタイプが「可愛い」と有名になりやすいと思います。
同じ様に肩幅が狭くてなで肩であるとか骨系は変えられない分大事だったりします。ちなみに言及していない骨格ウェーブは(私とさつきがそうなのですが)膝の皿のパス度が高いことが多いなど細かな部分で得をするタイプです。
顔が短い
顔は上・中・下と縦に3つにわけることができるのですが「中顔面」と呼ばれる個所が男女の大きな差となります。医学的には中顔面は眉毛の下から鼻下までですが、ここで我々が日常的に中顔面と認識しているのは目の下から上唇下ぐらいまでの距離です。
そして、若い女性はここが短い!!そのために、距離が長いとメイクでごまかさなければならず一番の鬼門なのですね。
なので中顔面の距離が短いタイプはウィッグ被っただけで女性に見えたりさっさと可愛くなるタイプです。多くが髪型はボブが似合いますね。
有名なトランスジェンダーMtFや女装で多いのがこのタイプです。ただ、その才能にかまけて努力しなかったりする方が意外と多いので「勿体ないなぁ」と思うタイプでもあります。
小顔
トランスジェンダーの1部の人は整形で女性的な顔立ちを作りますが、変えられない事柄が結構あります。その中で最もどうしようもないのが小顔です。
男性の頭周りの平均は約58cm、女性は約56cm、小顔の女性であれば54cmとかになります。
そして、芸能人の多くが小顔です。可愛い・綺麗な女性になりたいのだとしたら有利な条件の1つです。一言でいえば、小顔は正義なわけです。なので、小顔というだけで努力次第で「約束された未来」が待っているといっても過言ではありません。
また、女性社会に埋没する際にサイズ感は大切になります。身長が低い方が埋没しやすいのと同じで顔が小さいことはとても大事です。
クリニカ市ヶ谷に私が骨切のカウンセリングへ行った際に言われたのもこのポイントです。みんな比率や角度にこだわるけれどサイズが短ければそれだけで女性的に見えるよ、ということでした。確かに佐々木希だって鷲鼻だしパーツだけを見たら誰だって男っぽいパーツがありますよね。
ただ、小顔を持つ当の本人は被れる帽子がないとか結構大変なんだそうです。
顔のパーツの配置
生まれてから変えられないものの1つが顔のパーツの配置です。つまり、目、鼻、口の場所は変えることができません。
なので配置が良くないと限界値が決まってしまいます。
少し整形して美人になったという人の多くが元の配置は黄金比や白銀比通りだったりします。隠れた逸材なわけです。半面、目が二重だとかそうしたことは何とでもなるのですね。
肌が白い
「色の白いは七難隠す」といいますが、肌が白ければそれだけでイメージがアップします。肌は白くする方法も黒くする方法もあるので他よりも可逆的ですが、元から白ければそれだけでアドバンテージになります。
ちなみに七難とは、「性格」「生活の乱れ」「顔の欠点」「色気のなさ」「老い」「品のなさ」「運のなさ」です。
ただ、トランス初期にありがちなのがピンクで白いファンデーションを塗りすぎてしまうことで、やりすぎると血色の無さにもつながってしまうので注意が必要です。
以上5つのポイントを紹介しました。まだまだポイントはあるのですが、こうした5つのポイントはさつきも私もほとんど持ち合わせていません。なので、そういう人でも努力をして何とかやってきたことをみんなに広めていこうというのが乙女塾の目的の1つであったりします。だから、なくても心配はしないでくださいね。素質の有無が決め手ではなくて、自信を持ってほしいポイントということです。最終的には実はバランスが大事です。
また、「埋没しやすい」「自撮りが可愛くとれる」「可愛い・綺麗になれる」とはまた少しベクトルが違うものです。そうしたポイントはまた別途紹介しますね。