SRS後にもっとも大変なのがダイレーション!膣がふさがらないようにダイレーターと呼ばれる棒を使って押し広げる必要があります。これが面倒・痛い・時間を食うと3重苦で悩みの種になっている人は多いでしょう。
特にタイの病院では軍隊のように1から手順を仕込まれますが、アテンドさんによっては日本だと衛生環境が良いのでもっと手順やアイテムを減らしてよいという人もいます。 では、先輩たちはどうアレンジしているのでしょうか?今回は2020年にSRSを終えたヤコさんに話を聞きました。
わたしのダイレーションの手順
※注意点:私は帰国時に傷が治っているので洗うだけでいいよと言われたので現在のダイレーションになっています。まだ治っていない方は消毒しながらやりましょう。
用意するもの(ダイレーター、コンドーム、ヨードチンキ以外)
- レジャーシート60×90cm
- ベビー防水おねしょシーツ(洗濯が無理なら使い捨て吸水シートのワイドタイプ)
- 多目的洗浄ポンプ300ml
- ピジョン全身泡ソープ(ベビーソープ)ボトル500ml
- ビニール手袋(なければポリエステル手袋)
- マイクロファイバークロス
ダイレーション方法
1.布団を三つ折りにして、半分に折りたたみ、その上に枕をのせます。
2.レジャーシートを敷いて、ダイレーター保持補助具、防水シーツを重ねます。頭が高い方がダイレーションがやりやすいと思います。
3.洗浄器とベビーソープをもって洗面所へ行きます。1時間は動けないのでお小水もすませます。カップ1/3の水で流して、洗って、残った水で泡を流します。ポンポンと水気をとれば洗浄は完了です。洗うときは消毒と同じく上から下になでるように洗います。
4.洗浄器に水(寒いときはお湯)を入れて布団に戻ります。いよいよダイレーションです。
※術後、半年まではヨードチンキを数滴入れると安心です。
5.防水シーツにお尻をおろし、洗浄器のノズルを膣に入れてポンプの1/4の水量を使います。
6.ビニール手袋をしてダイレーターにコンドームを付けて先の方を中心に潤滑材を塗ります。手袋についた潤滑剤も膣に塗ります。入りにくいときは回しながら入れます。
7.奥までめいっぱい入れます。これがキツイ。入ったらダイレーター保持補助具でしっかり引っ張ります。
8.1時間たったらダイレーターを抜き、洗浄器で膣を洗います。少しだけ水量を残します。
9.洗浄器の栓を外して残った水量で外性器を流します。
10.水が漏れないよう防水シートを丸めます。クロスでレジャーシートと ダイレーター保持補助具を拭いてダイレーション終わりです。