トランスマーチ参加者に聞く「トランスマーチって何?参加してどうだった?」

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    Minami

20日、日本初となるトランスマーチが行われました。すでに複数の大手メディアでは「トランスジェンダーが人権を主張するために歩いた」というような報道がされています。

そもそもトランスマーチってそもそも何なのでしょうか?参加した感想は?参加した乙女塾webサイト開発メンバーの1人みなみさんに聞いてみました。
(写真は念のため人物画像をカットしてお伝えしていきます)

トランスマーチって何?

11月20日は、アメリカ・ボストンで黒人のトランスジェンダーが殺害された日です。彼女に追悼を捧げるためにトランスマーチが始まりました。今ではトランスジェンダーを知ってもらう、トランスジェンダー差別を無くしてもらうことを広く伝える為に世界各地で行われているものです。

当日の参加者は?

集合場所となった新宿中央公園に集まった人々は、400人近く!!主催者側(TRANSGENDER JAPAN)は3,40人も集まればよいだろうと思っていたそうですが10倍以上の人が集まることになりました。

参加した人をざっと見てみると70%がトランスジェンダー、20%がLGBの人たちで10%がALLYの方々でしょうか。トランスジェンダーでもFTMさんのほうが精力的な印象がありました。MTFさんはやはり埋没したいからこういう場は慣れないのかなと思いました。

当日はどんな感じ?

トランスフラッグ(LGBTの虹色のものではない水色ピンク色白色のもの)が配られ、それぞれが主張をしたいプラカードをもって(持ってない人は主催者側から配布されたものをもって)パレードを歩き出しました。

私はノンバイナリー(Xジェンダー)のグループからの誘いだったのでそちらのほうで歩きましたが、ノンバイナリーはまたトランスともLGBTともフラッグの色が違うのが興味深かったです。

人数が思った以上になり行列が長くなったこと、そのことによってマイナスもありました。運営側のアナウンスもよく聞こえぬママ、パレードは開始されましたので追悼の意味とか共有出来たのかちょっと不安でした。また、最後方にアンチの人たちがトランスジェンダーに対する差別発言をするためにわざわざ列に参加していました、でもそれはほかの正当な主張に書き消されていました。

それでも、参加しての感想は「とても良かった」です。具体的な権利主張をするフラッグはほとんどなく、「トランスジェンダーを知って下さい」、「差別しないでください」、「トランスジェンダーにも人権があるのです。」というプラカードが目立ちました。あまり政治的ではない、まずは認知からという姿勢ですね。

1時間ほどあるいたところで終着点の新宿2丁目の公園につきました。そこで皆とパレードの成功を報告して、解散になりました。

人々の反応は?

気になるのが沿道の人達の視線です。それが、さほど厳しくなかったんです。なんのパレードか分からない人、支援するためにフラッグをふって応援してくれる人、様々でした。LGBTパレードのようで旗の色が違うから、なにか違うんだなという印象は持ってくれたようです。

私は知り合いがおらず参加者同士で交流はできなかったけれど、有名な本の著者や、お子さんがトランスジェンダーでそれを守って子育てしてる人など、様々な人が参加したようでした。

個人的な感想は?

私は性別の悩みで揺れています。乙女塾ではマンツーマンなので講師陣は見ることができますが生徒さんと触れ合う機会がありません。例えば、西原さつき先生を見ていると完成していますし高いレベルにいますよね。どうしても彼女がトランスジェンダーの代表格と考えて比較してしまうので、一般的なトランスジェンダーがどんな人たちでどんな感じなのか初めて知ることができました。

トランスマーチをしてみて自分もトランスジェンダーなんだと再確認して心を強く持てる気持ちになれたのは、参加してよかったです。乙女塾でも実際の交流会が改めて再開することを希望します(笑)。みんなと会ってみたいです。

トランスマーチ参加後は一緒に歩いたノンバイナリーの交流会に参加していろいろ話をしました。ノンバイナリーの中にはいろんな人がいます。それでも広い意味でトランスジェンダーの1つなんだということを確認しました。

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