性別移行ことはじめ

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性別移行(トランス)をしようと思っても情報量が多すぎて何をすればわからないですよね。

今回は性別移行をしよう!と思ったらまず最初に取り組むことが多い8つの行動を説明します。

もちろん性別移行(トランス)をするからといっても、下記の行動全て行う人もいれば、ほとんど行わない人もいます。どこから始めるも終わるも自由です。その辺も含めて本人の生き方の問題です。

メイクを練習する

お化粧を練習することは街を自信をもって歩くのに大切な一歩です。メイクをした顔が自分の理想像に近ければ少し力が湧いてきますよね・・・。メイク講師のNAOはここから入ったようです。

ただし、メイク用品は洋服と比べると買いに行くのに抵抗がある方も少なくないようです。そこで通販で買うんだけど色があっているかわからない、失敗したとなるケースも少なくありません。

スキンケアから入るのもおすすめですよ。店舗ならばドラッグストアやドン・キホーテが買いやすくておすすめです。

洋服を女性的にする

洋服をレディースのものに変えます。中には部屋にいる間だけでも女の子でいたいからと下着や部屋着から入った人もいます。

また、最初は中性的な洋服からスタートする人も少なくありません。パーカーやデニム、Tシャツなどユニセックス、ジェンダーレスなアイテムはたくさんありますよね。

反面、いきなり男性ものの服をすべて捨てたとか、ボクサーパンツをすべて断捨離したとかそういう過激な人もいます。後戻りできないように自分で自分を鼓舞するやり方ですね。サリー楓さんはインタビューで乙女塾帰りにメンズの服を処分したことを述べていましたね。

実はレディースといっても女の子の多くは男女差があまりない恰好ですごしています。デニムにニットみたいな恰好ですね。でも、最初はユニクロやしまむら、ZARAよりもアクシーズファム、リズリサ、夢展望みたいな女の子!という恰好から入る人が多いような気がします。

ジェンダークリニックに行く

正規のやり方ではまずジェンダークリニックに行き性同一性障害である診断書をとらなくてはなりません。

1日でとれる病院もありますが、多くは「自分史」というレポートを作り上げるところから治療がスタートします。

そうしないと下記のホルモン療法などは許可がでません。

ホルモン治療を行う

女性ホルモンを入れることでその性別の身体につき多少近づくことができます。ただし、女性が男性ホルモンを入れると声が低くなる、毛深くなるのに対して、男性が女性ホルモンを言えても声が高くなる、毛がなくなることはありません。

また、第二次性徴をなかったことにはできません。女性の場合は胸はそのままですし、男性の場合は髭やたくましくなった骨格が子供の頃になるようなことはありません。西原さつきは最初にホルモン治療からスタートしたそうです。

中には錠剤を個人輸入する人がいますが、きちんと医師の診察を受けるのが正式なやり方です。また、女性ホルモンには種類があり、さらに抗男性ホルモン剤もあります。きちんと医師に相談しましょう。

脱毛をする

MtFの場合は脱毛を行う人も多いです。髭や体毛を減らしてすべすべの肌にするためですね。病院をお勧めしていますが、エステサロンや美容家電で頑張る人も多いです。

ただし、女性も髭や体毛は薄くとも生えているので、毛がないように見えるのはたゆまぬ日常の努力のおかげだったりします。

中には毛抜きで何時間も抜くという剛の者がいますが、お勧めしません。埋没毛などになりやすいからです。

ジェンダークリニックと関係のない医療情報を「最初の8つ」に入れるのは少し迷ったのですが、女性らしくなるための整形と違い脱毛は数年かかることも多いので「時間がかかる」ことからここに入れてみました。

街に外出してみる

最初の関門が自分の希望する性別で街にでることです。最初は近所だけでだんだんエリアを広げていくことが多いようです。

このタイミングで新宿二丁目に行くという人も多いです。

特に最初は電車やバスのような近い距離で密になりやすい場所は大きな壁として知られています。混雑しやすい地下鉄や山手線に乗れたらもう怖いものなしですね。

ボイストレーニングを行う

MtFの場合は女性らしい声を出せるようにボイストレーニングを行う必要があります。

声オペと呼ばれる声を女性的にする手術を受ける場合でも術前・術後にボイストレーニングを行います。

西原さつきは最初のうちは目にする文字をなんでも喋って鍛えたと聞いたことがあります。

髪を伸ばす


女性らしい髪というとロングヘアを思い浮かべる人も多いでしょう。そこで髪の毛を伸ばす人が多いです。

一方で、女性らしい髪型は決して長さだけではないので気を付けましょう。短くても女性らしい髪型はあります…が、難易度は高いので最初のうちはみな伸ばす傾向があります。

西原さつきもスーパーロングだったことがありますね。

まずはこの8項目からスタートすることが多いです。

くれぐれも大事なことは女性化=必ずしもホルモンをして髪を伸ばして…ということを強要するわけではないということです。女性といってもお化粧をしない女性がいるように、性自認が女性だからといってもいろんな人がいます。あなたが悔いのない選択ができるように乙女塾はできる限りのサポートをしております。

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