「豊胸ってわかる?」育乳のプロMAIに率直に聞いてみた

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    乙女塾

トランスジェンダー女性の多くが、胸の成長について気にしていると思います。

特に「女性ホルモンを使っても思ったほど大きくならない」「期待していたより変化が少なくてショックを受けた」などのお悩みはとても多いです。

私のサロンに来られる方の中には、

「肩幅が広いのでEカップくらいないとバランス取れないですよね…」とおっしゃる方もいます。

そのため、豊胸手術を選ぶ方も決して少なくありません。

では、「豊胸ってバレるの?」という疑問について私の意見を正直に話しますね。

まず、極端に大きくすると、肩幅も胸も強調されすぎてしまい、かえって自然さを失うことがあります。

実際に豊胸を受けたお客様から、

「やってみたらむしろ体全体が大きく見えてしまって…。服も選べなくなって後悔しました」

といった声を伺ったこともあります。

大切なのは“サイズ単体”で考えるのではなく、全身のシルエットとのバランス。

鏡で全体像を見て自然に見えるかどうかが、周囲から見たときの違和感を減らすポイントです。

さらに付け加えると、美容医療の現場では「裸の状態でどれくらい胸があるか」を基準に考えがちですが、日常生活ではブラや服を着た姿で過ごすのがほとんど。

だからこそ、裸の胸の大きさを求めるよりも、下着を着けたときに自然に馴染むサイズ感をイメージする方が、ライフスタイルに合った満足感につながりやすいのです。

ちなみにnanairoには、豊胸手術を受けた方も多く来られます。乙女塾の先生がたで豊胸手術を受けている方もいます。

「思った形にならなかった」「胸が女性的になった分、他のパーツが気になるようになった」など、豊胸後ならではのお悩みも少なくありません。

プロの目線からいうと、ケアをしていると触感や動きで「あ、シリコンバッグかな」と分かることもあります。

ですが、日常生活で周囲の人が服を着た状態でそれを見抜くことは、まずありません。

むしろ“バレやすい”と感じられるケースは、年齢や体型に対して胸のハリ感だけがアンバランスなとき。

たとえば姿勢が悪いのに胸だけ張っている、全身が細いのに胸だけ極端に大きい、などです。

だからこそ、どんなバストであっても、全身のケアや姿勢づくりを含めて体を整えることが大事なんですよね。

育乳と豊胸手術は決してどちらかを選ばないといけないライバルではなく、お友達なんですね。

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