資生堂のメイクレッスンに今年も行ってみた

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資生堂がトランスジェンダー女性・ノンバイナリーの方向けに無料のメイクレッスンを行いました。

2024年度も開催され、今年は2回目の開催になります。

昨年度とは会場も変わりさらにパワーアップ!約40名ほどの方がレッスンに参加されました。

当日は私含めてメディアという形で撮影が入りましたが、さすがは資生堂。プライバシーに配慮したハウスルールがあり「取材OK、顔出しOKの席」「後ろ姿など映り込むのはOKだけど取材NGな席」「ALL NGな席」と3つのプライバシーソーンに分かれての運用になっています。

なので、職場ではノンバイナリーであることを話していないだろう方とか、外見上の見た目はまだ出生時の性の方(女性・男性)もアウティングにならないように参加することができます。途中からは衝立が用意され、「AL NGな席」には徹底して映り込みもないような工夫がなされていました。

プログラムは全部で120分。パーソナルカラーの測定、さらにメイク落とし、スキンケアから始まり、ベースメイク、ポイントメイク…つまり、「フルメイクをしよう」という内容でした。

昨年度はパーソナルカラー、眉毛などプログラムで人気の項目を抜き出しての内容でしたが、今回は「全部入り」「特盛」ともいえる豪華すぎる内容。「120分で終わるのかな…」と思ったらやはり終わらず、スタッフは時間を過ぎてもギリギリまで会を延長してくれて結果2時間半以上も私たちのために時間を使ってくださいました。

パーソナルカラーも昨年はタブレットを使ったAI判定でその正確性に驚いたものの、今年はなんと全員にドレープをあてて判定するというしっかりした内容。パーソナルカラー判定後は、ブルーベース、イエローベースとわかれてそれぞれおススメのアイテムを使ってのフルメイクを行いました。

さらにチークの入れ方も通常の資生堂の入れ方から中顔面を短縮して見せる方法を意識した横長に入れる方法に変わるなどメイクテクニックも刷新され質をさらに向上していました。

 

 

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個人的にはインウイ(INOUI)、クレ・ド・ポー ボーテといった資生堂の中でも高級ラインが勢ぞろいしていて、これは試したいと取材の合間にこっそりお試しさせていただきました。

 

今回スライドで発表されたトランスジェンダー女性・ノンバイナリーの方に向けたメイク方法は今後特設サイトで公開予定です(6/30に一般公開されました)。

メイクレッスンは乙女塾でも行っておりますが、メイクはいろんな人がいろんな方法を考えてみんなで楽しんでメイクの輪が広がっていくことこそが重要だと考えています。みんなのメイク熱がこうした場を生んだと思うので、こうした機会がより増えていく社会になれるように私も頑張ります。

何より、私のツイートを見てきてくださった方がたくさん声をかけていただきました。取材側がみんなから歓迎される暖かい空間はとても居心地が良いものでした。お土産もとても豪華でありがとうございました。

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