メイクの授業の前に生徒さんから話を聞きますと「アイメイクが一番難しい」という話が頻出します
話を聞いてみるとアイシャドウのグラデーションの付け方が1つ、もう1つがつけまつげがうまくつけられないというものです
つけまつげについては授業で最初のうちはあまりレクチャーをしません。それは、乙女塾がまず「パス」を目指し、その後で可愛いや綺麗を手に入れるという点においてつけまつげは後者、つまり最初に教えることではないからです。
ところが、女装の方々などではつけまつげはウィッグなどと並び必須アイテムになっています。そこで、簡単なヒントを紹介します
つけるときの体勢に気を付ける
つけまつげを付けるときは鏡に対して、自分が見上げるような感じがやりやすいです。もし、鏡に対して平行な場合は指で瞼を押し上げるのが良いでしょう。
失敗している方の多くがこの体の姿勢が悪く、また、目に力が入りすぎていてきちんとキワにつけられていないという点があります。力が入っているので、まぶたにのりがくっついてしまい悪循環に陥るわけです。
ピンセットを使おう
上まつげはまだしも下つけまや部分つけまはピンセットがないと途端に難易度があがります。指だと左右均等につけられずに角度がばらばらになったりしやすく、実際にそうなっているkたが多いです。
ちなみにピンセットを使う場合、つけまつげのどこから目につけ始めるかですが、これは好みがあり、どこの位置からでも構わないかなと感じています。
ちなみに毛抜き(ツィザー)でも代用可能ですが、1000円程度の良いものだと各段にはかどります。ツィザーの場合先がややとがり気味なことが多いので気を付けましょう。しかし、使いやすいのもまたステンレスでできた割と鋭利なタイプで先が平たいものなのが難儀なところです。
自分用にカスタムする
つけまつげは少し長めにできているので自分の目のサイズに合わせてハサミでカットしましょう。
この時に鼻毛カッターや眉ばさみの様に小さいサイズのものを使うと失敗が少ないです。
たれ目が好きな方はそのままであえて目じりを延長させるのもありです。
のりは2タイプあり。
つけまのり(グルーなどとも)はD.U.Pアイラッシュフィクサーに代表される青白い液体のものと、Dolly Winkの付属ののり(のり単体で販売されているものとは微妙に内容が違います)のように白い液体ですぐゴム状になるものがあります。
D.U.Pの場合はある程度乾いてからつけた方が、Dolly Winkは割と早く乾燥してしまうのですぐにつけた方が良いように感じています。
のりはきちんとつける
つけまのりは両端、中央は意識してきちんとつけましょう。両端が塗ってなければ他が丁寧に塗れていてもはがれてきます。
また、のりはつける位置によってつけまつげの角度が変わったり、アイプチの代用品として二重を作ったり、万能な働きをします。
元々つけまのノリの原点はドンピシャンとして舞台用メイクで使われてきたメイク用接着剤でかつらや付け髭の接着剤、特殊メイクで傷を作るときなどに使われてきました。
長くなってきましたのでこの辺で一度区切ります。つけまつげ一つとっても奥が深くいろんな応用があります。興味ある人は質問してくださいね。