先週は東京レインボーウィークでした。我々は5日のトランスジェンダー講演会@西新宿(パネリストに西原さつき、カメラに山岸)、6日、7日の東京レインボープライドでは資生堂メイクアップショー(モデルにさつきが2回、私が1回、カメラに山岸)で参加させていただきました
今回は資生堂さんに使った化粧品から興味を持ったものはすべて聞くことにしました
僕が身を置いていてるトランスの方々のメイク同士で「何使ってるの?」とかは空気的に何となく聞けません(笑)。
そこはさすがに天下の資生堂、「いつ聞くの、今でしょ?」ということで質問しまくりまして勉強させていただきました。結果「納得した。やってきたことは間違っていない、やってきて良かった」というのが感想です。
今回のメイクショーはトランスの方々のメイクではなく通常のメイクアップでの印象変化になります。ですから、女性以外はそのまま活かすのは難しい部分もあります。しかし、女の子クラブの優さん希望の「可愛いメイク」などは「授業とも重なることが多い」みんなに聞いてもらいたい内容でした。
そこでポイントをいくつかおさらいします
1.チークは横に広げる
僕が授業で言っているのは中画面の長さを削るために頬で顔を“分断”したいので「チークは少し低めに頬骨に沿う、ではなく横に伸ばす」のが標準というものです。これはその通り実際にでていました
また鼻より下には基本入れないとしています。最近代表講師さつきがやっているように流行りで入れるケースもありますが、資生堂さんはチークの周りをCの字を描くように白ベージュを入れていましたね。
ただ、通常のメイクアップではより高い位置に入れるのが基本で、さらに年齢が上がってくると小鼻の上あたりに入れるようにしてよりリフトアップ効果を狙うのが主流ですからそこはお好みで取り入れると良いと思います。リフトアップ効果についてはショーで笑顔の解説と共に出ていてわかりやすかったので今後パクろうと思います(笑)
2.下まつげで中画面の距離を縮める
僕は下まつげがほとんど生えていないのですが、それでも自分がメイクをする場合、必ず下まつげを1本1本田植えして植えています。それはまつ毛の分、中画面を削るためです
これは実際にそのまま優さんのメイクで下まつげにマスカラをつけることで中画面を短縮していました。目から下の距離を縮めるテクとして眉毛や目と合わせて紹介されていました。
トランスにはとても大事なことですが、目の下はあまりやらないのが主流なので“抜け感”はなくなります。悪く言えばけばくなります。
3.スキンケアはしつこいぐらいやる
スキンケアや日焼け止め対策はかなりの時間が割かれていました
とりあえず覚えてほしいのは乳液を手でも良いからぐるぐるつけること、化粧水を安くても良いからたくさんつけてあげること、日焼け止めは塗ることなどです。コットンの持ち方なども忘れていませんか?中指と薬指で持っていましたね。
ちなみに僕なんかはショー前に3回ぐらいリップクリームを塗られました。えー、実は気を使って生活していたにもかかわらず前日に血がでるぐらい乾燥させてしまいまして…。見抜かれます(笑)。授業でも、緊張するのでリップクリームやリップベースをベースメイク後でも良いから塗っておきましょうといっておりますが唇も肌の1部です
僕が友達なんかを見ていても、実際に手のひらいっぱいにバシャバシャ―と化粧水はおろかファンデーションを出してそのまま手のひらいっぱい顔へもってきて塗る人多いです。水泳の授業で初めて顔を水面につける子供たちではないので、もうちょっとだけ乙女心出して塗りましょう。
文字ばっかりでわかんねーよ、という人ごめんなさい。写真を上げるには観客やアーティスト、モデルに許可を取る時間がなく今回は勢いを重視して記事を作ってみました。授業でまた取り上げますのでその時に実地で教えますね。次回は「さつき先生」から学んだこと、です。