各種豊胸を経験して「もたない豊胸」特集

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前回、豊胸をせずともボディメイクというメイク技法があること、あわせて豊胸などの治療というのは「煩わしさを減らすもの」「脱いでがっかりするものをなくす」ためにするという話、カウンセリングを受けてシリコンバッグをおススメされたという話をしました。

最終的に私は脂肪豊胸を選択したのですが、今回は、その前に色んなもたない豊胸手術を経験しましたので、そちらをお届けします。

実際に経験したヒアルロン酸など“もたない”豊胸手術

私が経験したのは脂肪以外では2種類あります。

1day豊胸

最初は1day豊胸といって、生理食塩水を注入して1日程度大きくなるものでした。

何故それを行ったかというと私は上半身がしっかりしているのでその中で適切な大きさを見極めたかったこと、もう1つは皮を伸ばす目的があり行いました。脂肪豊胸時に限らず元々男性だといろんなところが固いのでやりづらいという話をききます(喉やリフトアップの顔の手術ですら)。

今はやっている病院はほとんどありません(有楽町の病院かどっかでメニューを見たことがありますが、リクエスト送っても返信がなかった記憶があります)

現在でも、病院によってはBRAVAといってサスペンダーみたいなものを使い豊胸前に伸ばすという病院もあります。なので、今なら育乳・痩身マッサージコースに通っていたかもしれません。大きくしようとしても元々男性の場合、皮が伸びるのに限界があり、その傾向がより強いと感じました。メイクと美容整形、音声手術とボイトレがライバルではなく相関関係があるように、土台を作ることはやはり大切なのです。

シミュレーションとしては、やってよかったです。入れすぎても、液漏れしてしまったり胸板が厚い人みたいになりがちでした。最大400ccいれましたががんがん漏れてくるのです。大きいだけが正義じゃないことを知りました。NFLの選手みたいになっていたので(笑)。

デメリットは結構痛いです。部分麻酔で注入物を入れるときは神経が圧迫されているのか二の腕あたりが痛くなりました。胸じゃないから麻酔が効いていない。「痛い」、「痛い」しか言えませんでした。

ヒアルロン酸

(ミッドナイトスワンの撮影時にみんなで。2019年か2018年頃、この時はヒアルでした)

そこでヒアルロン酸を入れました。片側100cc程度だったと思います。ヒアルロン酸などの注入物は価格自体は安いのですが、1cc当たりでみると高く、金額的にもリスク的にも大きな容量には向きません。

100cc程度では良くも悪くも日常生活で胸のふくらみはほぼわかりません。そして、私は早くなくなりましたが、その分柔らかくて自然な仕上がりになりました。ヒアルロン酸でも1年とか持つものはしこりができやすかったり、硬かったりします。なので、現在は推奨はされていません。ずばり、オススメできません。

どうせそこまでやる人ならば、豊胸はいつかするので覚悟を決めてバッグか脂肪かそのあたりを入れましょう(笑)。

実際に経験しなかった豊胸手術

アクアフィリング

こちらはやらなかったものです。今では禁止されているアクアフィリング(後のロスデライン)も当時はまだ活発で行われていました。ヒアルロン酸よりも安価だったりちょっと心が傾いたことがありますが、正攻法でない方法と言うのは何らかのリスクがあることが多いので、自分の危機察知的にやめた記憶があります。

プラズマジェル、献血豊胸

一時期、タケノコのようにアピールされ、爆速で消えていった豊胸方法です。美容整形において「新しい」ことは素晴らしい、魅力的、より効果的に感じやすいのですが、そんな発明はあまりありません。登場した当時はひかれましたが、広告文面に惹かれないように自制して耐えました。

いざ、脂肪豊胸


(2024年現在)

その後、脂肪豊胸を2回受けました。

脂肪豊胸の問題点は脂肪が多い私でも女性に比べたら脂肪量が少ないということです。一般的には、女性の場合は下半身の太ももから脂肪をとるのですが、実際にMtFトランスジェンダーの友だちが言うには「太ももの脂肪をとることで足の筋肉が浮かびあがってしまいむしろパス度が下がった」という意見も目にしました。

となると、上半身からとるしかありません。そこで私は腰から採取することにしました。腰のくびれを作りつつ女性の位置の高さにあげる、胸のカップ数を自然に上げることを目標にしました。

ところがここでまたしても男性ならではの問題点が起きました。体重が60kgないと上半身からとれないよ、というのです。多くの病院でバッグをおススメされた利用の1つもそれです。

ただ、バッグは前回の記事でも書いた通りあまり私の好みではなく、デブ活をして60.5kgぐらいにまで増やしてのぞみました。

増やすのは簡単なのですが一時的に健康に悪いことをするわけで、そして容姿も悪くなるわけで(笑)。結構なリスクでした。

次は、手術についてレポートをお届けします。

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