髪の毛はストレート派というトランスジェンダーの方はとても多いです。そして、時代のトレンドもきっちりと巻いた髪というよりは韓国風の大きくてゆるい巻きやストレートが主流になっています。
そこで髪の毛をストレートにするための代表的アイテム「ストレートアイロン」のおすすめの紹介です。今回紹介する商品は、私NAOが美容師目線で選んだものです。なるべくわかりやすくお伝えはしますが、少しマニアックな内容が入りますがご容赦ください。
安い入門編のアイテムは下記の記事をご覧ください。
ストレートアイロン選びのポイント4つ
ストレートアイロンを選ぶときに大事な項目はたくさんあります。その中で必ず押さえて欲しい項目が4つあります。
温度
温度が何度から何度まで設定できるかです。低い温度でストレートになるのであれば、できるだけ低い温度で使用した方が髪へのダメージは少なくなります。また、低音が出せるストレートアイロンは(アイロンに対応した)ウィッグにも使用できます。
プレートの質
高いストレートアイロンとそうでないものの違いは、プレートの材質にあります。高いものはこだわったプレートを搭載していて、その結果髪のダメージが起きにくいのです。
例えば、私が愛用しているラディアント(上記画像)はシルクプレートを採用しており、髪が多少ぬれていても水蒸気爆発が起きにくいです。
カールが作れるかどうか
ストレートアイロンでも形状によってはカールをつけることができるものがあります。
ただ、カール&ストレートの2WAYとなっているもの(どちらのプレートもついているもの)は、機能がどっちつかずになることが多くオススメしません。以前、初心者におススメしたSALONIAでも2WAY(上記画像)よりもストレート、カールと別々に購入いたほうが理想的です。
プレス圧が強いかどうか
ストレートアイロンを横から見た時に挟むプレート同士が隙間ができるかできないかはとても大事です。
例えばリファは上記の画像(左)で微妙に隙間があります。
隙間ができない方がきっちり強い力でストレートになりますが、反対に力を入れる分だけ髪を押しつぶすことになります。反面、プレートに隙間があった方がくせ毛や天然パーマの方はストレートになりづらいですが髪を押しつぶす可能性は減ります。
ラディアント(B-NEXT)
ラディアントのストレートアイロンは美容師用のものですが楽天などの通販サイトでも販売していることがあり、美容に興味のある人からとても人気があります。
「天然パーマ、くせ毛で悩んでいて直毛にしたい」という方には間違いなく一番最初に紹介したいアイテムです。
〇良いところ
・水蒸気爆発が起きにくいシルクプレート
濡れた状態でストレートアイロンをすると通常は水蒸気爆発と言う状態になり、髪に多大なダメージがあります。こちらはぬれた髪にも使えると書いてあります。さらに、シルクプレートはある程度みずみずしい髪の毛のままストレートになるので、ツヤが出しやすいのです。
・プレス圧が強い
次にプレス圧が強いということです。横から見た時に「プレートの隙間」がありません。つまり、髪の毛を挟む力が強いのでまっすぐにする力が強いのです。
縮毛矯正をうたうサロンでの使用率も高く、美容師目線で見ても非常に評価は高いです。
△惜しいところ
・3.5mとケーブルが長い
プロ目線ではケーブルは長い方がよいのです。乙女塾でもヘアセットの際に長さ足りなくて少し移動してもらう時ありますよね?
ところが、一般目線だと洗面所やドレッサーにコンセントはありますから、長く配線する場面は少なくむしろケーブルが邪魔になります。
・色が赤い
プロ目線で見てもあんまり可愛くなくて非常に大きく…Radiantという大文字での商品名アピール。工業用デザインが好きな方、ガンダムのシャアが好きな片には好評ですが、インテリアの調和という面ではなかなかくせものです。後に、「MUSE」というピンクバージョンの製品が発売されました。
・音がでる(ジーッというセンサー音がなっている)
センサー音がなっていて、使っていない時でも音が出るので、最初は「故障したのかな?」と思ってしまう方がいます。
私は気になりませんでした。
・プレートロックがない
持ち運びでしやすいアイロンでは上下のプレートが開かないように閉じた状態でロックできます。この機能はラディアントにはありません。
・温度固定がない
同じく温度の固定がないのでうっかりスイッチを押して温度が上がった、下がったがあります。個人的には唯一の不満はこれでした。
定価は22,000円ですが、9月にLITEという新機種がでるために安く買えることが増えています。LITEはかなり改良されている気がしてとても楽しみです。
公式ホームページ: https://bnext.co.jp/radiant/
KINUJO(絹女)
ラディアントと形が全く一緒!会社は違えどプロ版がRadiant、一般向けがKINUJOという扱いになっているそうです。つまり、良いところ、惜しいところはほとんど一緒です。
〇良いところ
・水蒸気爆発が起きにくいシルクプレート
濡れた状態でストレートアイロンをすると通常は水蒸気爆発と言う状態になり、髪に多大なダメージがあります。こちらはぬれた髪にも使えると書いてあります。さらに、シルクプレートはある程度みずみずしい髪の毛のままストレートになるので、ツヤが出しやすいのです。
・プレス圧が強い
次にプレス圧が強いということです。横から見た時に「プレートの隙間」がありません。つまり、髪の毛を挟む力が強いのでまっすぐにする力が強いのです。
縮毛矯正をうたうサロンでの使用率も高く、美容師目線で見ても非常に評価は高いです。
・白いカラー
一般のご家庭に調和しやすい清潔感のある白いカラー
△惜しいところ
・2.5mとケーブルが短い
ヘアメイクの仕事だと長さが足りないときがあります。ただし、プライベートでは長所になります。
・音がでる(ジーッというセンサー音がなっている)
センサー音がなっていて、使っていない時でも音が出るので、最初は「故障したのかな?」と思ってしまう方がいます。
私は気になりませんでした。
・プレートロックがない
持ち運びでしやすいアイロンでは上下のプレートが開かないように閉じた状態でロックできます。この機能はラディアントにはありません。
・温度固定がない
同じく温度の固定がないのでうっかりスイッチを押して温度が上がった、下がったがあります。個人的には唯一の不満はこれでした。
・ゴムのプロテクターがない
根本をせめるときにつけるゴムのプロテクターがない
https://www.kinujo.jp/products/
定価:24,800円
リファ ビューテックストレートアイロン(Refa)
私が乙女塾でヘアセットをする際にもっていくのがリファのストレートアイロンです。
〇良いところ
・カーボンレイヤープレート
カーボンレイヤープレートによりダメージが最小限になるようになっています。水・熱・圧のダメージを抑えるというのがコンセプトになっています。そして、一般の人が技術いらずにできるようになっています。
・デザインがオシャレ
デザインも白やピンクを基調としたオシャレな感じを受けます。
・軽い
295gと言われています。300gを切る重さはとても軽く、老若男女問わず使いやすいです。
・カールも作りやすい
プレートの周りがカーブになっていてカールも多少は作れるので、仕事では私のようにメイク中心の人がヘアも軽くやる、という時には持ち運び、一台でストレート、カールがある程度できてしまう、ととても便利なんですね。
・家電量販店で買える
そしてお値段も定価こそ2万円台ですが、家電量販店においてあったり身近な場所で買えることも多いので高級アイロンを1台買ってみたいという時に手が出しやすくなっています。
・温度固定あり
温度を設定したらその温度でロックされます。ボタンを押しても反応しません。
・プレートロックあり
ストレートアイロンを閉じた状態でしまうことができます。
△惜しいところ
・くせ毛や天然パーマに向かない
ところが、水・熱・圧のダメージを抑えるというのは「くせ毛・天然パーマ」の人にはデメリットにもなっています。何故かというと悪い口コミの多くは「まっすぐにならなかった」というものです。
髪をつぶさない、ダメージを出さないように少しプレートとプレートの間に隙間があるためにプレス圧が弱く水分が飛ばないということは、「まっすぐになりづらく」、「まっすぐになったとしても(梅雨の時期などは特に)持ちが弱い」ということにつながりやすいです。つまり、天然パーマの人、くせ毛の人には向きません。
しかし、この点も新バージョンになっては改善がみられています。つまり、リファは他と違い欠点も少ないオールラウンダーな優等生になります。ピンクカラーがあるのも良いですね。
まとめ
これ以外にも用途別にはおススメのアイロンはたくさんあります。SNSでは私が愛用してきて家に残してある4つのストレートアイロンを紹介しています。
癖毛をなんとかしようとストレートパーマしたらビビり毛、切れ毛大量発生した私が毎日直毛にするためにハードに愛用してきたストレートアイロン4選。 pic.twitter.com/iiGdNSmOLa
— なお onaco (@ona_co) August 17, 2024
元々2.5-5万円も出せばプロユースでは優れたアイロンはたくさんあったのです。実際、ヘアアレンジコースのかおりはワンダムやノビー、メイクのNAOはアドスト、西原さつきはヘアビューロンなど高価格帯のアイロンも含めて過去に使用してきました。
しかし、現在は2万円前後でも十分なアイロンが売っていて、仕事でも一軍で使えるようになりました。また、持ち運び用となると少し用途が変わってきますので、それは別の機会に紹介しますね。
もちろんメイクレッスンでは色んなアイロンを試すことができますので、レッスンの際にはテストしたいよしをお声がけくださいね。