GID学会 医療系コーディネーター、教育系コーディネーターの試験について

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前回の記事で、GID学会 医療系コーディネーター、教育系コーディネーターの資格について、そして試験に至るまでの道のりを紹介致しました。

今回は謎に包まれるその試験内容についてです。

この試験に関する情報がとても少ないためネタバレにならない程度に情報をお伝えいたします。

GID学会 医療系コーディネーター、教育系コーディネーター試験内容

試験の一部はオンラインでしたが自宅ではなく、会場(某大学)にて行われます。

筆記試験

筆記試験は1時間程度だったと記憶しています。約30問弱の問題があり4-6択程度の選択問題になっています。

試験後に受験者同士で話した感じでは医療系コーディネーター、教育系コーディネーターで共通の問題もあれば一部違う問題もあるようです。

出題範囲もわからなければ学習法も定まらないので、私は全く勉強することなく試験に向かいましたが「試験範囲はエキスパート研修会で話されていた内容」から幅広くまんべんなく出題されました。

エキスパート研修会から試験までは期間が空くので学んだ内容を忘れてしまいます。ZOOMと言えどきっちりメモった方がいいと思いましたし、資料を印刷しておくと勉強しやすいと感じました。

事実、他の受験者の中には資料を印刷している人も見受けられました。

問題は受験者間で話た限りでは「結構難しい」という感想が多かったです。これだけLGBTQ+に関わっているのだから何とかなるかなと思ったのですが、細かい定義は年々アップデートされています。自分が最初に調べた、最初に自分が関わった時のことは覚えていても最近の情報はうる覚えだったり、聞き流していることを痛感しました。

細かく問われると2択、3択には絞れてもどっちか迷ってしまい落した問題が複数ありました。情報をしっかりアップデートすることは、当事者や関係者こそ大事だと感じました。

約30問で60分程度だと1問にかけられる時間は2分程度になります。考えきる時間はないので、ある程度のスピード感は求められます。

面接試験

筆記試験のあとは個別に面接試験が行われます。面接試験は個室に案内をされ1人1人別途行われます。東京会場の場合はZOOMで行われました。岡山でもZOOMかはわかりません。

1人5分から10分の持ち時間で、志望動機やこれまでの活動を話します。このあたりは、誰もが想像している通りですし、圧迫面接であるとか、そうしたこともなく優しい時間が流れます。

受験者が多いと待ち時間が長くなるので、乙女塾とバッティングして試験が受けられない可能性もありました。ここは早くに終わって助かったところです。

合格基準

合格基準は明らかにされていません。

筆記試験は、自身の点数から察するに8割以上は要求されない可能性が高いと感じました。とはいえ、6、7割程度の得点は最低必要かと推測されます。あくまで個人の推測という範囲にとどめておいてくださいませ。

資格取得の意義

以上、GID学会医療系コーディネーター、教育系コーディネーターの試験の説明でした。

LGBTQ+にとって学生時代、ユース年代というのは治療をするお金、親や友達にカムアウトする勇気を持てず、悶々とした時間を過ごしやすいです。

私自身は、まだ大学での講演経験しかありませんが、より若い年代で悩む子供たちに1例でもサポートできるようにしたいですし、そうした子供たちをサポートする専門職の方が増えることが大事なことじゃないかと思い、この記事を書きました。

是非、受験を考えている1人でも多くにこの内容が届くことを期待します。

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