肩幅縮小手術のカウンセリングへ行ってきました。
肩幅を縮小する美容の手術はある…のですが、東京で(私が知る限り)2つの病院でのみ実施されています。しかし、あまりにもweb上の情報が少ない。ならば、行くしかないということで行ってきました。
ただし、かなりリスキーな内容、またお金と時間をかなりかけたので途中から有料記事とさせていただきます。ご了承ください。
肩幅の男女差
肩幅が気になる…という人も多いのですが、実は、肩幅は年齢や性別よりも個人差の方が大きく男女差はさほどないと言われています。
メイクレッスンをしていても、「肩幅が気になる」という方はいるのですが、見てみると全然広くないどころか「むしろ狭い」「うらやましい!」みたいなことは多々あります。
肩幅の縮小手術とは?
肩幅を縮小するには「鎖骨」を切って縮める手術があります。肩幅を決める要素は「鎖骨」が主なので切って縮めればその分狭くなるというわけです。
ここまで聞くと魔法のように思えますが、SRSや豊胸をしている人はたくさんいるのに肩幅を縮めたという人はほとんど聞いたことがありません。
何故でしょうか?それは、リスクが大きいからです。
肩縮小手術のリスク
肩幅縮小手術の最大のリスクは、巻き肩になってしまうことです。鎖骨は縮まっても肩甲骨周りは変わらないのでその分巻き肩、つまり猫背気味になるためです。猫背だと直線距離で肩幅は縮まってもその分大きく見えてしまうので、これでは効果は限定的です。
もう1つは、可動域を損傷する可能性があることです。バレーボールのような動きはできかねる場合があるといいます。
そのため、肩幅縮小手術では「全鎖骨長の10%以下にとどめる」という推奨があります。
鎖骨短縮変形が肩甲骨運動に及ぼす影響 どの程度の短縮が許容されるのか? 屍体肩を用いた研究Author:松村 昇(慶応義塾大学 整形外科), 中道 憲明, 池上 博泰 Source:骨折(0287-2285)33巻1号 Page1-6(2011.02))
「10%以上の鎖骨短縮により肩甲骨の外旋および後方傾斜が有意に障害された。また肩関節最大挙上角度は20%の鎖骨短縮により有意に低下した。」
しらゆりビューティークリニック 症例ブログより
つまり、鎖骨長15cmなら1.5cm、20cmなら2cm切れます。だいたいおおむね両側で最大3-4cm縮めるのが限界幅ということになります。
しかし、実際に症例を見てみると10%以下に縮めても猫背気味と感じる症例もあるしまだまだ実践向けでない手術と感じました。またそれ以外にも、手術を考えるのには以下のリスクが気になりました。
・ダウンタイムが非常に長く患者の努力が必要
・非常に高額(安くて100万円オーバー)
・10%以下にとどめてもあきらかに巻き肩になっている症例もある
肩幅を縮小する手術の方法
3通りあります。どちらも鎖骨を切って縮めるのは一緒なのですが、どこまで切開するか、何で止めるかが変わります。