生徒さんの一部には、「美容を始めること」は「トランスジェンダーやLGBT」と気が付かれるのではないか?と危惧されるケースがあります。
例えば、眉毛がきれいになると「女っぽい」と指摘されるとか「男なのに美容に気をつかうのか」といった反論を恐れるといったことです。
これに対して個人的な意見を申しますと“大多数の人間はそこまで他人を観察していない”し、そもそも“男性でも美容に気をつかうことは何も恥ずかしいことではありません”と申し上げております。
ただ、それでも気にはなってしまうと思うんです。一歩踏み出すことは勇気がとてもいることですから。
そこでトランス(性別移行)はするにしても・しないにしても私がやってよかった美容の施術をいくつか紹介します。
1.脱毛
1つ目は脱毛です。例えば、ひげがあると毎日剃る必要がありますし、剃ることが社会人のマナーになっていますよね。1日数分のルーチンワークでも面倒くさいし、ひげ剃りって意外と肌を痛めています。
トランスジェンダーの一部は意外にも、性別移行前に髭を伸ばして何かいけてる男になれないかとチャレンジしたりします。告白します。私も過去に髭を伸ばしたことがあります。しかし、自分では綺麗に伸ばしたつもりでもまばらにしか生えず「汚い」と不評ですぐにやめてしまいました。
なので、自分はひげがあることに何もメリットはなく15年ほど前に脱毛をしました。そのまま、脇、足と進めていきました。
全身の脱毛が終わるには、早くても2年程度はかかりますの。すぐにやってよかったと思いました。
「足の毛がないと言われたときの言い訳」として、「自転車に乗るので転んだ時に変な菌が入らないように」とか複数用意していましたが、そんなことを聞かれたことはありませんでした。
2.歯のホワイトニング
2つ目は「歯のホワイトニング」です。メイクがうまくなっていく過程で、綺麗にリップメイクができても歯が黄色いと本末転倒というかアンバランスといいますか…。
これは、ビジネス的にも非常に良かったです。海外では男女ともに歯並び、歯のホワイトニングといった歯を綺麗にすることは社会人のマナーになっていて、歯並びが悪い=育ちが悪いといった扱いになっています。
それもどうかと思うのですが、海外とのやり取りが当時ありましたので歯のホワイトニングはすぐに行いました。こちらも、男女どちらの目線から見ても自己満足度は非常に高かったです。
1,2年に一遍やり直す必要があること、あくまで自然な白さにしかならないのでナチュラル派の皆さんにも良いです。
「芸能人や野球選手のような白さになったら何か指摘されるのでは?」と気になっている方が多いのですが、あれはセラミックによる差し歯やラミネートべニアというフィルムを貼る施術が一般的です。逆に言えばホワイトニングで実現できません。
あくまで子供のころのような歯の白さに近づくというイメージですね。
現在は歯列矯正中で黄色くなっているので早くホワイトニングしたい一心です。
3.歯列矯正
3番目も同じく歯の話で、「歯列矯正」です。実はマスク生活になったことを機に始めて、そろそろ終わるという状態なのですが、これは男女という枠を超えて健康としてやってよかったと感じています。
元から歯並びは悪いというわけではなかったのですが、それでも舌の位置やかみ合わせといったものが改善されて健康になったなぁという印象です。
舌の位置ってこんな高いところなんだ!という驚きがあります。
もちろん、歯並びが良くない人は容姿面で劇的な変化を起こすことも多いです。
デメリットとしてはコストがかかること、もう1つは矯正装置が付いている間のケアが大変ということです。実際、私は虫歯が増えてしまいました…。
4.ほくろやしみの除去
最後がほくろやしみの除去です。実は私はほくろが多い方でしたが、脱毛の際にほくろにもレーザーが当たってしまいますから、そこも薄くなってしまいます(もしくはその周りを避けて施術を行います)。
そこで、思い切って(脱毛と同じく15年ぐらい前に)チャームポイントとなる部分以外をすべてとりました。その時に薄いしみもいくつかとりました。
当時、とても安いクリニックでやったこともありますが、ヘアメイクという立場でありながらコンシーラーに1本何千円も払うならば数千円でシミを取ったほうが良いと感じてしまいました。
ほくろやしみがないことでなんとなく肌の透明度が上がる感じがするといいますか、肌がぐっと明るいことで印象が良くなるといいますか。
メイクでコンシーラーをしないことで時短できると考えるとQOLの向上としてみてもよかったと思いました。
ほくろが欲しければ、メイクでかけばいいのでいつでも元に戻したり、気分転換も可能です。
5.眉毛を整える
最後は、眉毛を整えるです。
メイクにおいて一番皆さんが注目されるのは「アイメイク」なのですが、私は「眉毛」こそとても奥が深く難しい場所だと思っています。
なぜならば数学の方程式のように「長さ、角度、始まりの位置、終わりの位置」などに細かい決まりがあるからですね。難しいからこそ、眉毛を専門にしているお店というのは少なくありませんよね。
そこで、自分で整えるよりは、一度プロにやってもらうことをお勧めしています。
私がやった時のレポートは以下にあります。
一回、決まった形ができてしまえば、あとはそこに色をつけたり、少し足すだけでメイクが完成しますので、眉メイクが1分で終わります。
また、男性としても眉毛を整えることは印象をよくできます。大学生あたりでは眉メイクをする人が増えているということからも損しない施術だと思っています。
<h2>まとめ</h2>
以上、5点の美容の施術を紹介しました。まだまだあるのですが、この5つは男女という枠を超えて、仕事やQOLといった意味で満足度は非常に高かったです。
個別のレポートやbefore、afterはまた掲載いたしますね。
あくまで私のおすすめではありますから、賛否はあると思いますが、何かしら参考になれば幸いです。