「ハッシュタグ #岸田総理に手紙を書こう プロジェクト」トランスジェンダーだって子どもがいるよ

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    乙女塾

今回は「ハッシュタグ #岸田総理に手紙を書こう プロジェクト」の紹介です。

2023年1月、内閣総理大臣・岸田文雄さんが、「同性婚を認めたら、家族観や価値観が変わってしまう」 と発言されました。

でも、わたしのまわりのLGBTQsの仲間には、沢山の子持ちの方がいます。多くはレズビアンカップルのお子さんですが、ゲイパパもいれば、もちろんトランスママ・パパもいます。

そこで、子どもを育てるLGBTの団体「にじいろかぞく」が岸田総理にメッセージを送ろうとしています。

「にじいろかぞく」とは?

「にじいろかぞく」は、子どもを育てるLGBTの団体です。

https://queerfamily.jimdofree.com/

LGBT親や、その子どもを中心に、さまざまな人がつながりあえる場所作りをめざして活動しているそうです。

「ハッシュタグ #岸田総理に手紙を書こう プロジェクト」のきっかけ

岸田総理の発言を受けて「にじいろかぞく」にいる子ども達が言いました。

「そんなことないよ。わたしたち、ママママ、パパパパと幸せに暮らしてるよ。普通の家族と同じだよ」

「ぼくらは普通に暮らしてるだけなのにね。どうしてそんなことを言うんだろう?」 「どうして日本では、同性婚を認められないのかな? 外国には、同性婚ができる国がたくさんあるんだよね?」 ニュースを見て、子どもがたずねます。

いまの子どもたちは、インターネットを通じて、ほかの国の状況もよく知っています。 「政治家の人たちが、日本に、 私たちみたいなファミリーがたくさん暮らしてるんだってことを、 知らないから、心配をしているのかも」

LGBTQ+だって子供を育てている人たちがいる。その事を、岸田首相にお手紙を出すことにしました。

トランスジェンダーと同性婚、子育て

トランスジェンダー当事者の間ではよく耳にする話ですが、子どもの居るトランスジェンダーや、奥さんのいるMtFトランスジェンダーが思いのほか多いです。

例えば奥さんと仲は良いけれど、性別適合手術をして戸籍を変えるためには離婚をしなくてはいけません。同居しているけれど離婚したり、養子縁組に切り替えたり…。手続きの面で苦労をしてる人が多いです。

性的指向と性自認は連動してないので、MtFレズビアンやFtMゲイというのは、別に珍しいことではありません。

壮年になるまでもやもやを抱えたまま異性と結婚し家族をもって、子どもをつくってから、性別移行を決意した人。

精子凍結を行った上で性別移行手術を行い、未来の奥さんに受精をしてもらい子どもを作る人もいます。

子育てや同性婚となると、ゲイやレズビアンの話と考えてしまうかもしれません。でも、実際はわたしたちトランスジェンダーにも子どもがいる人も多いのです。

「ハッシュタグ #岸田総理に手紙を書こう プロジェクト」参加方法

「ハッシュタグ #岸田総理に手紙を書こう プロジェクト」は、子どもだけじゃなくって、LGBTQs当事者でも、アライでも、 子どもでもおとなでもご参加できます。 この問題について、岸田総理にメッセージを伝えたい方、どなたでもご参加ください。

お手紙は下記の住所に送ってください。

〒100-8981
東京都千代田区永田町2−2−1 衆議院第1議員会館1222

岸田文雄様

または、お好きなSNSにハッシュタグ付きで投稿するか、rainbowfamilyjp@gmail.comにお送りいただければ、こちらで送ってもらえるとのことです。

参考リンク:プロジェクトのページ
https://queerfamily.jimdofree.com/活動予定-報告/岸田総理に手紙を書こう-pj/

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