トランス初期と今、ファッションはどう変わった?みんなに聞いてみた

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失敗や黒歴史が多い?トランス初期、女装(男の娘)初期のファッション。乙女塾メンバーやパートナーはどんな格好をしていたのでしょうか?

そして、今はどう変わった?みんなに質問してみました。

みなみ(乙女塾パートナー)

みなみです。2021年よりホルモン治療を開始、元から小柄で150cm台なのでレディースを着ていました。

初期

好みでもないのに、女子見えしないと社会的にパスできないと思って、赤とか花柄とか無理くり女子っぽいものを選んでた時期がありますね(嫌いじゃないんですけど)。

現在

意外と?大半の女性って地味な格好をしていますよね…。それでモノトーンの色合いのアイテムが増えてきました。

あとメンズの再利用ですね。フルメンズだけどスカートだけはレディースとか混ぜるようになりました。埋没志向になったんだと思います。

ゆきくま(乙女塾パートナー)

ゆきくまです。ガモン病院でSRSを終えてから女性として埋没生活を送っています。先日はNHK「バリバラ」に出演しました。

初期

ほんとの最初は中学生のころレディースのデニムジャケットを母に買って貰って着てた時期があります(笑)。

その他、男の子が着ててもそれ程気にならない?様な少し可愛いパーカーとかをねだったりして着てましたね〜

この頃は服を自由に買えるお金が無かったので当たり障りのない感じのを買って貰ってました。

専門学生になってバイトをするようになってからはレディースのジーンズやTシャツ、コート等を買ってました。

テイストはカジュアル?可愛い?系が多かったのかな←よく分かってない(笑)

現在

今もあまり変わっていないのかな?変わらずのカジュアル系ですね。

まいまい(乙女塾パートナー)

まいまいです。スポーン病院でSRS後、パートナーと二人暮らしでしたが、凍結精子で子供も生まれました。海外在住。

初期

好きな物を好きな様に着ていました。

テイストで言うと、クラシック・エレガントです。

古着屋へ行って、試着して好みの物を買っていました。

今思うと、それはそれで好き放題していたので楽しかったです。

現在

一見無難に見えるモダンでありながら、どこかデザインや生地などで自分が喜ぶ要素をアクセントで含んでいる服が好きです。

具体的には、デザインや生地の好きなブランドを見つけて、そのブランドのバーゲンの時に、1〜2着ずつ買っています。

お高めなブランドもバーゲンだと、半額〜80%OFFとかあって、ユニクロなどと変わらなくなります。
(例えば2万円の服を80%OFFで、4千円で買うみたいな)

たくさん服があるのもいいんですけれど、ひとつすごくお気に入りがあるとそれだけで気分が、ものすごく上がるんですよね。

デザインも好みで、鏡を見るだけで気分が上がりませんか?生地がなめらかだと、身体が喜んでいるのもわかります。

かおり(乙女塾パートナー)

かおりです。50歳を過ぎて女性として生活することを決意致しました。女性化は挑戦の日々です。

初期

最初に着た服がどんなだったかはさすがに忘れてしまいました。

ネットで購入してあまりに似合わなかったので、ほとんど着ないでお蔵入りというパターンだったと思います。

外出できるようになったのは、冬だったので黒のハーフコートでそれを着るとなんとかごまかせるようになったのを覚えています。

冬の間はお気に入りのコートさえあれば大丈夫だったので、ボトムスはメンズを再利用していましたね。

スカートは買っても似合わないのであきらめていました。

現在

わたくしの場合、現在も外出するときのボトムスはタイトなデニムです。9割がた同じものを着ています。

ノンブランドで西友で見つけたものです。全く同じものを2着用意しています。スティーヴ・ジョブス方式です。

このボトムスのおかげで下半身は男性には見えないという自信ができているので、トップスはいろいろと試せるし、面倒な時はメンズを着ています。

過去への自分に対する反省点としてはサイズに対する思い込みでしょうか。

最初はネットでしか買えないので、まずサイズを見るのですが、メンズの時のサイズを基準に探すとほぼ見つかりません。

男性用と女性用ではサイズの考え方が違うことを理解して、女性用での自分のサイズを早く見つけることが近道だと思います。

例えば、ボトムスで言えば、先ほどのタイトなデニムはウェスト70cmをはいているのですが、今でも紳士服を試着するとウェスト76cmはきつくて79cmがギリギリ、余裕を持てば82cmになります。

肩幅も女性用はデザインもあるので、紳士用の肩幅にこだわる必要はありません。そこに気が付きました。

袖丈というか裄丈も短いものが多く、試着すれば手首が完全に出て中途半端な長さになってしまいますが、ファッション誌を見るとセンスの良いモデルはほとんど腕をまくって手首を見せているので、あれを真似すればよいと思います。

NAO

NAOです。実はファッションの資格も多数保有。新宿伊勢丹の洋服屋に毎週通う自称ファッションリーダー。

初期

最初の頃って子供のころに憧れた女性像へ最初は突き進むもの(そんなことない?)。母親はファッション雑誌を多く買う方でその中で興味を持っていたCanCam系統へ最初は邁進します。いわゆるエビちゃん系というか。

好きだったブランドはJILL STUART、アプワイザーリッシェ、L’est RoseにSnidelやFRAY IDなどのマッシュスタイルラボ系、それにマーキュリーデュオやLAGUNA MOONなどのマークスタイラーの系列などでした。

しかし、当時の洋服はめちゃめちゃタイト。肩幅がウェストが~入らない。入るアイテムを見つけて何とかやりくりしていた時代です。ですが、ほどなくしてレディースの流行の早さやそれに伴う既製服の大量生産、生地の薄さ、裁縫の甘さなどが気になるようになりました。

そもそも似合っていたのか…という。今でも友達に突っ込まれる黒歴史です。

現在

レディースでの時間が非日常から日常的になるにつれて、メンズの時に着ているデザイナーズブランドとのテイスト差が気になり、だんだんと(メンズの時と)同じテイストに戻っていきました。

刺繍が綺麗だったり、ボタンやジッパー1つにもこだわりがあるような細部に魂が宿ったアイテムが好きです。良いアイテムは実物で見た時の感動が半端ないです。

そして、基本的にブランドではなくデザイナーで洋服を選んでいます(ファッションオタクあるあるです)。

そうして選んだ一品一品を補修しながら長く使っています。mame kurogouchiやMaison Margiela、MARNI、sacaiといったブランドで買ったお洋服は私の宝物です。

 

みなさんもファッションの変化はありますか?オシャレって楽しいですよね。またみんなの意見をまとめてみますので、良かったら覗いてみてくださいね。

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