性的マイノリティ(LGBT)の尊厳と社会活動を象徴する虹色の旗、レインボーフラッグ。
年に1回代々木公園にて行われるイベント「東京レインボープライド」をはじめ、LGBTQ+の祭典では必ずレインボーフラッグが掲げられます。
レインボーフラッグの色はLGBTQ+の多様性を表しています。
一般的には「虹色」とされていますが、実は本来の虹からは一色少ない6色だって知ってましたか?
さらに時代によって移り変わりが見られます。
元々は活動家ギルバート・ベイカー氏によりつくられ1978年のゲイパレードで初めて使用されたと言われてます。当時はホットピンクやターコイズ、藍色が含まれた8色構成で「赤、オレンジ、黄色、緑、ターコイズ、藍、紫、ピンク」でした。
布地調達など現実的な事情でピンクが省かれ7色に変更。
後にサンフランシスコのストリートの街灯に旗を垂直に下げた際に中心の一色が柱で見えなくなるという理由でターコイズが削除されました。
1979年、藍色は青色へと変わり現在の「 赤、オレンジ、黄色、緑、青、紫」構成になりました。
元々は各色に以下のような意味が込められていたそうです。
ホットピンク:Sex (セクシャリティ)
赤:Life (生命)
橙:Healing (癒し)
黄:Sunlight (太陽)
緑:Nature (自然)
ターコイズ:Magic/Art (魔術 / 芸術)
藍:Serenity/Harmony (平穏 / 調和)
紫:Spirit (精神)
現在では、レインボーフラッグから派生して様々な旗が作られています。
また、LBTQ+のコミュニティごとに独自の色があり、同じ色でもコミュニティによって意味が異なります。今後もこうした解釈の拡大は続くのではないかと考えられます。
ちなみにトランスジェンダーにはトランスジェンダーのフラッグがあり、トランスマーチなどではトランスジェンダーのフラッグが掲げられることが多いです。