性的指向と恋愛的指向

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トランスジェンダー女性だからといって必ずしも男性を好きになるわけではありません。それと同じようにトランスジェンダー男性が必ずしも女性を好きになるわけでもありません。だんだんと、性自認と性的な指向は違うことが知られるようになってきました。

しかし性的指向とは別に、恋愛的指向があることはあまり知られていません。

性的指向

その人の恋愛感情や性的関心の対象となる性別のことを広く「性的指向」といいます。

狭義の「性的指向」では「恋愛感情」を除き「どんな性に性的な感情が向くか」のみを意味します。

例えば、異性愛(ヘテロセクシャル)、同性愛(ゲイ、レズビアン)、両性愛(バイセクシャル)などがあります。

具体的には、男性が女性を好きになるのは異性愛なのでヘテロセクシャル、女性が女性を好きになるのはレズビアンになります。

同じ語感で「性的嗜好」という言葉があります。こちらは「何に対して性的興奮を覚えるか」というフェチズムの意味です。「性的指向」とは、あくまでどんな性別の人を好きになるか?という意味になります。似ている単語ですが間違えないように要注意です。

恋愛的指向(恋愛指向)(romantic orientation)

恋愛感情を抱く相手のことを「恋愛的指向(恋愛指向)」といいます。相手にドキドキする、特別な存在になりたい、この人に好かれたいなどの気持ちがあるかどうかを指します。

どの性別に性的関心を抱くかは関係ないので、性的指向はバイセクシャルでも、恋愛的指向はヘテロセクシャルといったことが起こりえます。

例えば、恋愛感情は抱かない「アロマンティック」だけど、性的指向は「ヘテロセクシャル」であるという場合があります。アロマンティックの人たちは恋愛感情がない=性的な欲求がないと勘違いされることも多いようですが、こちらは誤解です。

また、結婚して女性のパートナーもいる「ヘテロセクシャル」だが、「女装」している間は男性へ性的指向が向くといった事例も耳にすることも少なくありません。そこから気が付けば恋愛指向も男性になってしまうということもあるようです。

このように性的指向や恋愛指向は一生涯変わらないものでもなく、変化するものです。また、性的指向や恋愛的指向が一致していないといけないということもありません。どれもが「多様性」の1つですし、LGBTQ+やトランスジェンダー当事者の間でもまだまだ広まっていない考え方だと感じています。

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