トランスジェンダーや女装、LGBTQ+のコミュニティでは、生まれながらの女性のことを専門用語で「純女」と表現されます。
読み方は「純女」と書いて「じゅんめ」(たまにじゅんじょと呼んでしまう人がいるので要注意)と呼びます。
中には戸籍が女性になったトランスジェンダー女性も純女に含む、という意見が合ったりそのあたりの定義は人によって様々です。
ただ古い言葉のため、最近は生まれながらの女性はシスジェンダーの女性と呼ばれることも増えてきました。シスジェンダーとは「性自認と生まれ持った性が一致している人」という意味があります。シスジェンダーと女性を合わせて「シス女性(しすじょせい)」と呼び、この場合はトランスジェンダー女性は含まれません。
対する言葉として生まれながらの男性のことは「純男(すみお)」と呼ばれています。トランスジェンダーや女装をする人ではない男性のことを指します。
これには、ゲイなどの男性の同性愛者を含む場合が多いのですが、こちらも定義は様々です。
最近は、生まれながらの男性はシスジェンダーの男性という意味から「シス男性(しすだんせい)」を使うことも増えています。シスとは生まれながらの性別のことを指すことが多いため、心の性別や性的志向は含まれません。そのためゲイはシス男性、レズビアンはシス女性というケースが多いと考えられています。