トランスジェンダーにPMS(月経前症候群)はあるの?

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タレントのGENKINGさんが百貨店でのイベントに参加されました。

その際に「PMSの時はイライラしたり、涙が出てきてしまったり」とコメントされたのですが、それについて賛否や疑問の声があがりました。

その後「PMSのような症状」と修正されましたが、彼女は過去にも「毎月PMSの1週間は食欲がすごく増す」公式ブログでも「PMSも同じようにあって、その時期は食欲も頭にくる事があるとイライラもやばくて」とPMSに悩まされていることを告白していました。

PMSとは?

PMSは月経前症候群の略です。

月経前にイライラする、食欲が増す、無気力になるといったメンタルを中心にした変化が起こります。

そもそも、月経のないMtFトランスジェンダーにPMS(月経前症候群)はあるのでしょうか?答えは「PMSではないが、“のようなもの”はある」というのが正解です。

トランスジェンダーとPMSのようなもの

MtFトランスジェンダーは女性ホルモン療法によって身体を女性らしくするのですが、ホルモンが常に一定の数値ではなく波があります。

乙女塾パートナー、メンバー内にも話を聞いたところ、病院に行く前は「ホル切れ(ホルモン切れ)」という症状になり「イライラする」とか「落ち込む」といったメンタルの波を感じる人が多いようです

それ以外にも、女性ホルモン療法では卵胞ホルモンだけを摂取する人と卵胞ホルモンと黄体ホルモン両方を摂取する人がいます。

卵胞ホルモンと黄体ホルモン両方を摂取する場合には、疑似的に女性の1か月のバイオリズムの周期を再現する場合もあるそうです。

その場合は上記のグラフ通り、まさに月経前と同じような症状が起こるそうです。

 

今回の件を西原さつきに聞いてみました。さつきが言うには……

「女性ホルモンによる体調の変化はすごく感じます。日によって体がだるかったり、意味なく落ち込んでしまったり、すごく眠くなったり……自分でもそういったものをコントロールするのってすごく大変なんですよね。特に男性から性移行する時は、男性ホルモンと女性ホルモンのバランスも独特なものになるのでしょうか、体調をホルモンに振り回されていたようで大変だった時期も長くありました。今では適度な運動と、睡眠と、バランスの良い食事を心がけて気をつけるようにしたら、大きく改善ができました。気持ちをコントロールするのは大変ですけれど、行動を変えていけば気持ちも変わってくると思います」

 

とのことでした。

体調もしっかり整えて、一緒に乗り越えていきましょう!

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