メイクで一番難しいのは目!!…じゃなくて眉だったりします。
眉を自分で剃ったり抜いたりして整えてくる方も多いのですが、意外と知られていないのが眉毛と目の距離です。
海外のFFS(顔面女性化手術)を担当する病院では、男女差の1つとして眉毛と目の距離を紹介しています。
左側が男性、右側が女性。https://2pass.clinic/en/ffs/procedures/brow-liftより引用
男性は眉頭下と眉尻下を結んだときに二重の一番上あたりがひっかかる。女性は眉頭下と眉尻下を結んだ線よりも二重の一番上が下にある、という形になります。
簡単にいうと強さやかっこよさを出したい場合は眉毛は下目のほうがよくてやさしさややわらかさを出したい場合はやや上が良いとなります。
ただし、上記の値は海外の数値なので日本人ではもう少しひいて考えなくてはいけません。私が目安としているのが目の幅に対して目頭~眉頭間の距離が1/2という値です。
図にするとこんな感じです。(この時の目の幅とは白目の範囲ではなくて蒙古ひだなどを含みます)
メイクレッスンをする生徒さんは割とこのような事実を知らずに必要以上に下に作ってしまうケースが散見されます。
この場合は外国人男性の目のように少し強さのある目になります。カッコよさや強い女性、キレイ、凛とした表情などが好きであればそれでも良いのですが、「表情が柔らかくなりたいのに顔がきつい」「面長が気になる」といった悩みを話される場合は注意です。もう少し上に眉毛をメイクしましょう。
眉と目の距離が遠いと可愛らしい、やさしい、おっとりとした印象になります。ただし、大人しさや地味さにもつながってしまうので、美しさ、キレイさを重視する場合には注意が必要です。
また、上に行き過ぎると平安時代の貴族になってしまうので注意です。
まとめるとこんな感じです。