マイナンバーカード義務化がトランスジェンダーを直撃。なんで問題になるの?

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10月13日、河野太郎デジタル大臣が会見し「健康保険証を24年秋に原則廃止し、マイナンバーカードを事実上義務化」することを発表いたしました。また、運転免許証もマイナンバーカードへ一本化する方針となっています。

マイナンバーカードについては賛否いろんな意見があります。賛成意見としては「脱税がしにくくなることから税収のアップ」否定的な意見としては「国民にIDをつけるのか」「銀行口座や収入がすべて特定されてしまう」などがあります。

ここで問題になっているのは「トランスジェンダーに対する影響が考えられていない」という批判です。

トランスジェンダーの戸籍変更は、性別適合手術を終えたうえで成人に満たない子供がいないことなどが変更の条件になっています。しかし、現在保険証では自治体によっては特例で性別を裏面記載、氏名については通称名の使用が可能になっています。その保険証があれば、診察券などでは希望の氏名、性別で作れることもあります。

詳しくは下記の記事をご覧ください。

そうした措置がなくなってしまうことが問題視されています。

また顔写真の記載がマインバーカードは必要です。性別変更まで至らなくても性別移行を進めるにあたり写真と実際の容姿が違うということもしばしばあるケースです。

また、免許証には性別欄の記載はありません。

そうしたマイノリティの事情を健康保険証、運転免許証は汲みやすい状況があっただけにマイナンバーカードへの一本化はトランスジェンダーの方達からは大きな批判も見受けられます。

すでにchange.orgでは署名活動がスタート。今後もこうした動きが色んな場面で始まるのではないかとみられています。

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