日本での公開はされていないのですが、海外で映画が公開された映画が話題を呼んでいます。ジョン・ローガン監督の『They/Them』です。
映画のあらじすじは以下のようです。
「LGBTQ+の10 代の若者グループを矯正してヘテロセクシャルにする合宿キャンプが舞台。覆面をかぶった謎の殺人者につきまとわれる一行…」
タイトルにもなっているThey、Themはhe、sheと違い男女を問わない呼び方として広まりを見せています。
物語はLGBTQ+矯正をされる若者グループが舞台という内容のホラー映画です。「LGBTQ +の矯正」という単語を聞くと、前時代的なイメージを持たれるかもしれませんが、乙女塾の内部でも「内容が興味深い」ということでご紹介させて頂きました。
主演は『フットルース』『アポロ13』『ザ・フォロイング』で知られる俳優のケヴィン・ベーコン。矯正施設(合宿キャンプ)のオーナーを演じています。
一方、IMDb評価は10点満点中3.7点、Filmarksでも5点中2.5点と決して評判は芳しいとは言えません。レビューを見てみるとホラー映画としての怖さを指摘する声が多いのですが、この映画はホラー映画の皮をかぶって本当は(LGBTQ+差別を行うように)人間の怖さを描いた作品という意見もあり当事者にこそ響くかもしれません。
芸術の秋にご視聴いかがでしょうか?