人間は「動く生き物」であるという話。

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今日はさつきと話していた時のことをお届けします。「人間は動く生き物」という話です。

声の感情

例えば、ボイスレッスンでフォルマント、声の周波数が気になるのはわかりますが、それができても女性らしい声としては今ひとつ惜しい人とできていないのに女性らしく聞こえる人がいます。

「あ、い、う、え、お」と1音では喋れるのに会話だと不自然な人がいます。

何故ならば人間はそこに声の抑揚や感情がのり、また声以外に表情、仕草などを含めて認識しているからです。

同じ単語でも抑揚や感情で意味が変わってくるものだって多いじゃないですか。例えば、「知らない→」と抑揚なくいうのと、「知らない⤴」と語尾を上げるのでは違いますよね。

顔は静止画ではない

メイクレッスンでも同じです。顔が男性的、女性的かどうかは教えます。パーツをどうすると優しくなる、上品に見えるなどのやり方はあります。

しかし、実際に我々は静止画ではありません。動いた時に俯いて歩いていたら悲しそうになりますし、ガニ股だったらどうでしょうか?

よく女性芸能人の動画のスクリーンショットがはられて写真と違うと批判されます。非常に短絡的です。

表情があるということは悲しい時、嬉しい時、可愛さを崩しても喜怒哀楽を示すことがあります。

ところが、日本人は総じてこの表情や感情を出すのが苦手です。ところが若い女性の可愛らしさというのはこの表情によるものが大きいんです。

総合力が大事

もちろん顔が女性的かどうか声が女性的であるかどうかは大事です。でも、もっと大事なことは「総合力」、言い換えれば「何となく」です。街中で他人の顔立ちや声の高さだけに注力する機会ってそんなにありませんよね?だから、表情、声、顔、立ち姿、仕草…とすべて合わせてなんとなく女性的だと思われることがとても大事になります。

そう考えると意外と楽になりませんか?

レッスンでうまくいかないとかあそこがダメだーというのは長くつきまとう問題です。例えば、英語のRの発音が苦手とかなんか日本語でも濁点が言いづらいとか誰しもがありますよね。

課題を発見して1つ1つクリアしていく、1つのことで100点満点を目指すことはとても優秀なことです。一方でなんとも曖昧なものでもありますが「総合力」も忘れないでいてください。

皆さん自分の総合力はどうでしょうか。例えば平均60点でいいと考えるとクリアできているところも多い気がしませんか?それに1つ30点があっても得意科目があると他をカバーできますよね。そんな感じで考えてみてください。

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